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緒方明監督、新作「友だちと歩こう」は「道を歩くということに関しての映画!」

2013年10月19日 16:00

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4人の男たちが織りなす日常を描いたオムニバス喜劇
4人の男たちが織りなす日常を描いたオムニバス喜劇

[映画.com ニュース] 緒方明監督の最新作「友だちと歩こう」が10月19日、東京・六本木ヒルズで開催中の第26回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で公式上映され、緒方監督をはじめ、出演の上田耕一高橋長英斉藤陽一郎水澤紳吾山田キヌヲらが舞台挨拶に立った。

「煙草を買いに行く」「毛糸の犬」「千九百年代のリンゴ」「道を歩けば」の4話のオムニバスで構成される喜劇。郊外の団地に暮らす老人2人と、青春をいまだ引きずる大人2人の4人の男たちが織りなす日常を軽やかに描き出す。

独立少年合唱団」「いつか読書する日」の脚本家・青木研次と9年ぶりにタッグを組んだ緒方監督は、「映画に出てくる俳優は、ほぼここにいる俳優で全て。彼らと人間臭い芝居をどうやって作れるだろうと模索しながら映画を作った」と述懐。そして、「道を歩くということに関しての映画! 笑っていいのかどうか悩む時があると思うけれど、笑ってください」と観客に語りかけた。

ベテラン俳優の上田は、「最近は映画をテレビで見ることが多くなり、年を重ねるにつれて劇場に足を運ばなくなった。やはり映画は劇場で見なければと思う。良い映画を見た日はその日が楽しくなる、そういう映画でありますようにという気持ちで作った」と挨拶。高橋も、「ただただひたすら歩くドラマ。ドラマチックな筋があるわけでもなく、ヒーローやヒロインが出てくるわけでもない。どこかバカみたいなアホみたいな、だけど愛らしいキャラクターたちが出てくる」と見どころを語った。

斎藤も、「大好きな緒方監督、大好きな大先輩たちと一緒に映画を作ることができてうれしい。スクリーンに映っている時間以外を感じさせてくれる、人生の濃度や密度を感じさせてくれる素敵な作品」と胸を張った。

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