ミュージカル版「アメリカン・サイコ」ベイトマン役にマット・スミス

写真：Photoshot/アフロ

［［映画.com ニュース］　今年12月に英ロンドンで初演を迎える、ブレット・イーストン・エリスの長編小説「アメリカン・サイコ」のミュージカル版に、英ドラマシリーズ「ドクター・フー」の11代目ドクターとして知られる英俳優マット・スミスの出演が決定した。スミスは、主人公のパトリック・ベイトマンを演じる。

「アメリカン・サイコ」は、1980年代の米ニューヨークを舞台に、ウォール街で働くエリートビジネスマンと猟奇殺人鬼のふたつの顔を持つベイトマンを通して、物欲にまみれた時代の虚無をえぐり出した問題作。2000年には、メアリー・ハロン監督、クリスチャン・ベール主演で映画化された。

「アメリカン・サイコ・ザ・ミュージカル」は、ロックミュージカル「春のめざめ」で07年度トニー賞に輝いたダンカン・シークが作詞作曲を手がけ、クロエ・モレッツ主演のリメイク版「キャリー」の脚本を手がけたロベルト・アギーレ・サカサが台本を執筆した。ルパート・グールドが演出を担当する。ロンドンのアルメイダ劇場にて、12月3日から14年1月25日まで上演予定。

なお、「アメリカン・サイコ」については続編のテレビシリーズも進行中で、50代になったベイトマンの姿が描かれることになっている。