小森純、引退危機乗り越え心機一転「新しい小森純をよろしくお願いします」
2013年10月2日 17:00
[映画.com ニュース] モデルでタレントの小森純が10月2日、ロバート・レッドフォードが「大いなる陰謀」以来5年ぶりに監督と主演を兼ねた社会派サスペンス「ランナウェイ 逃亡者」のトークイベントに、お笑い芸人の猫ひろしとともに出席。ペニーオークション事件以降、芸能活動を自粛していた小森は「色々とご迷惑をおかけしてすみません。これからも頑張りますので、新しい小森純をよろしくお願いします」と心機一転。さらに、「引退かな……というのもあった。そこを支えてくれたファンの方々に本当に感謝。とにかく一生懸命、日々を頑張ろうと思う」と一礼した。
ベトナム戦争反対を訴えて連続爆破事件を起こした過激派グループ「ウェザーマン」の幹部として活動し、現在は弁護士をしながら愛娘を男手ひとりで育てるベンと、ベンを追跡する野心家の若手新聞記者(シャイア・ラブーフ)の攻防をスリリングに描き出す。共演陣にジュリー・クリスティ、スーザン・サランドン、リチャード・ジェンキンス、クリス・クーパーら実力派が顔をそろえた。
お笑い界屈指の俊足ランナーである猫は、77歳のレッドフォードが体を張って逃亡を続ける姿に感銘を受けたといい、「年齢を聞いてビックリ。僕もまだまだタイムに伸びしろがあるので頑張る。走ることは僕のライフワークなので、選手としてはわからないけれど死ぬまで走り続けたい」と感化されていた。小森も、プロデュースを務めた期間限定カフェレストラン「しぶや区」(東京・渋谷)の営業が終了したばかりで、「家族とか仲間って本当に大事。その人たちを思い浮かべるともっと頑張れる。本当の意味で感謝することを学んだ。この3カ月の経験は私の宝物」としみじみ語った。
また小森は、度々報じられる離婚危機も一蹴し「結婚できて本当によかったと思う。離婚危機もいっぱいあるけれど、『しぶや区』で忙しくて家のことがあまりできなかった時もだんなはすごく支えてくれた」とニッコリ。生涯現役ランナーを誓った猫も、2020年の東京オリンピックでは「43歳になる。本物の猫だったら4、5回はくたばっている。パスをもらえば選手村には入れると思うので、カンボジア選手のサポートなどをしたい」と抱負を語った。
「ランナウェイ 逃亡者」は、10月5日から全国で公開。