チェン・ボーリン、共演女優陣は「先生のようで保護者のようでコーチのような存在」
2013年10月1日 07:00

[映画.com ニュース]台湾の人気俳優チェン・ボーリンが9月30日、主演映画「ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅」の公開を記念し、都内の劇場で舞台挨拶に立った。日本をたびたび訪れているというボーリンは、「ミナサン、コンバンワ」とファンに日本語で挨拶すると、「3年前の作品なのでやっと日本公開を迎えられてうれしい。3年前の自分の芝居を見るのも楽しみ。リラックスして映画の世界に浸ってください」と語りかけた。
四川大地震で息子を亡くした老女優(シルビア・チャン)が3人の無鉄砲な若者と出会い、地震で崩壊した仏像の修復作業を通じて少しずつ心の平穏を取り戻していく姿を描き出す。第23回東京国際映画祭で、最優秀芸術貢献賞と最優秀女優賞(ファン・ビンビン)をダブル受賞した。
ボーリンは、オファーを受け「光栄に思った。主に台湾で活動しているので、言葉もかなり違うし中国大陸ではどうだろうという不安もあった。プロデューサーの方々が大胆に勇気をもって僕を起用してくれたことはとてもうれしかった」と語った。
心に悩みを抱えた青年ディン・ボー役を演じ、「心にうっ屈を抱えたような内面的な芝居が必要だった。僕はふだん明るいタイプなので、素の自分を抑えるのは少し難しかった」と述懐。ベテラン女優シルビア・チャンやファン・ビンビンらとの共演を振り返り、「シルビアは僕にとっては先生のようで保護者のようでコーチのような存在。ファンとも知り合って長いけれどしっかり共演する機会がなかった。彼女はとても素晴らしい女優。一緒に演技をできたことはとても光栄だった」と共演女優陣を称えた。
「ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅」は公開中。
(C)LAUREL FILMS
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