西田敏行、福島の子どもたちにエール「これからも君たちを守る」
2013年9月30日 12:35

[映画.com ニュース] 厳しい自然の中を生き抜くキタキツネ一家の姿を描いた「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」の完成披露チャリティ試写会が9月29日、都内で行われ、ナレーションを務める西田敏行、母キツネ役の声優・平野綾、三村順一監督、ムツゴロウさんこと畑正憲氏らがトークイベントに出席。試写会には福島県の子どもたちも招待され、福島出身の西田は「私が子どもの頃はキタキツネの子どものように自然の中で遊んでいた。その自然を子どもたちに渡していくことが大人の責任。これからも頑張って君たちを守るので、自信をもって故郷に誇りをもって。命を輝かせませしょう」と子どもたちに語りかけた。
観客動員230万人を記録したドキュメンタリードラマ「キタキツネ物語」(1978)の未公開部分を含めた約100時間におよぶフィルムを再編集し、最新の技術で高画質化。キツネ一家を見守る“柏の木”の声を担当した西田は、「身近なんだけれど客観的にキタキツネの家族を見つめる視線。キタキツネの家族の絆を見ていると、見習わないといけないなと色々なものを感じる」と感慨深げ。平野はキツネ一家の母親レイラ役に挑戦し、「父キツネのフラップの声を演じた佐藤隆太さんたちも一緒で、現場が本当の家族のように和気あいあいとしていたので、自然と母親の雰囲気が出せたかなと思う。子どもが生まれたら絶対に見せたい映画」と語った。
畑氏もキタキツネを抱いて登場し、「キタキツネは風のように動く動物で、そういうところが僕は大好き。その姿がよく描かれていた。自然は年をとらないし、生きているものは美しい」と太鼓判。また、「昔トラバサミにかかったキタキツネを助けたことがあり、傷だらけだったので20カ所くらい縫ってやったら、懐いて肩に飛び乗るようにまでなった。生きたキツネの襟巻きになってくれたので、よく一緒に散歩していた」と思い出話を明かした。
会場には人気キャラクターのハローキティも駆けつけ、子どもたちは大喜び。三村監督は、「震災の後、僕も何かできないかなと考えていた。この映画を見て元気に頑張りましょう!」とエールをおくった。
「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」は10月19日より公開。
(C)1978,2013 SANRIO CO.,LTD. TOKYO,JAPAN
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