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SABU監督、最新作封切りにニッコリ 宮崎駿監督の感想を引用

2013年9月15日 06:00

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SABU監督と小松彩夏
SABU監督と小松彩夏

[映画.com ニュース] 世界的な評価を受けるSABU監督が9月14日、都内で行われた最新作「Miss ZOMBIE(ミス・ゾンビ)」の初日舞台挨拶に、主演の小松彩夏とともに登壇した。

SABU監督にとって約10年ぶりのオリジナルストーリーで、初めて女性を主人公にした本作。開口一番「自分の作品を見て泣いたのは初めてです」と語り、引退を表明した宮崎駿監督が最後の長編「風立ちぬ」の完成に際して述べた感想を引用。さらに、映画の着想についても「飛行機作りに夢を持った少年が……」と「風立ちぬ」ネタを引っ張り続け、笑いを誘った。

「タイトルを見て、ゾンビがミスコンテストに出るようなフザけた作品かと思った」と語る小松。本作で映画初主演を果たしたが「お話しいただいたときは不安で『私に務まるのか?』と思った」という。だがその後、SABU監督と顔を合わせ「監督の中で画が出来上がっていたので、そこに乗っかるだけだと思って楽になった」と明かす。

ゾンビが主人公とあってあまりセリフがないのが特徴だが、演出に際しても「あまり話してない」とSABU監督。それでも小松は「会話はないけど繋がっていたし、伝わってきた」と監督との強い絆をうかがわせる。SABU監督はそんな小松の言葉に気をよくしたのか「セリフがなくても素晴らしいのはおれの腕。天才だな」と自画自賛だった。

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