復活のW浅野、賛否両論覚悟で「抱きしめたい!」新作トライ!
2013年9月11日 13:45
[映画.com ニュース] 女優の浅野温子、浅野ゆう子が9月10日、横浜市内で行われたフジテレビ系スペシャルドラマ「抱きしめたい!Forever」(10月1日午後9時)の発表会にそろって出席した。“W浅野”の復活。「賛否両論あるとわかった」(ゆう子)という上で、「トライしたいと思った」(温子)。懐かしいだけじゃない、新たなアラフィフ向けドラマ完成を報告した。仲の良さは変わらず、ゆう子は「失敗したら浅野温子のせい」と笑わせた。
1988年放送の「抱きしめたい!」。トレンディドラマの代表作のひとつ。温子とゆう子の“W浅野”で社会現象を巻き起こした。あれから25年、1999年の最後のスペシャルから14年。フジテレビ開局55周年にあたり「過去のヒットを活用した新しいジャンルのドラマ」(栗原美和子プロデューサー)として帰ってきた。
元祖トレンディドラマの女王コンビも50代に。温子が「映像は年をとらない。(ファンの思い出を)壊すようなことをしていいのかと思った」と明かせば、ゆう子も「やりますよね? にハイと即答したものの、不安がのしかかってきた」と告白。それでも出演を決意。ゆう子は「思い出を宝物のまましまっておいてもね……」と話した。
今春に約1カ月かけ撮影。レギュラー当時と同じ河毛俊作監督のメガホンで、現場ではすぐに息ぴったりの丁々発止。温子は「やっぱり楽しいね、幼なじみで楽だねって空気」とニッコリ。ゆう子は「大人になってさらに密接にできた」と振り返り、「オバサンになった浅野温子を相手にできるのは私だけ」と胸を張った。
“元祖チャラ男”岩城滉一も健在。「(W浅野の)2人のパワーがすごくて、年齢を感じさせない。25年がどれくらいかわからなくなるくらいに息があっていて、雰囲気は(当時)そのまんま」と嬉しそうに話していた。発表会にはファン代表700人が駆けつけた。
物語は、麻子(温子)のところに夫・圭介(岩城)に浮気された夏子(ゆう子)が転がり込んでくる「抱きしめたい!」のお約束から。ファンの期待を裏切らず、一方で時代を映した新展開も。故松原敏春さんの世界観を踏襲し、“W浅野”世代の龍居由佳里脚本で届ける。共演は、市原隼人、本木雅弘(声の出演)、野際陽子、草刈正雄ら。
フジテレビでの放送後の10月11日には、CS放送「女性チャンネル♪LaLa TV」で未公開シーンを追加した拡大版を放送。フジテレビとLaLa TVの連動プレゼント企画も。これらに先がけ、伝説の始まりとなった1988年の連続ドラマ全12話をフジテレビ平日の夕方に再放送(9月11日~9月26日)。そごう横浜店ではパネル展が開催されている(9月10日~10月1日)。(映画.com×文化通信.com)
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