巨匠トルナトーレ、デジタルに初挑戦!J・ラッシュ主演ミステリー予告公開
2013年9月10日 13:00

[映画.com ニュース] イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が初のデジタル撮影に挑んだ新作ミステリー「The best offer(英題)」の邦題が、「鑑定士と顔のない依頼人」に決定。12月に劇場公開されることになり、予告編が公開された。
トルナトーレ監督が約20年前から温めてきた企画に、からくり人形という要素を盛り込むことで完成させたミステリー。トルナトーレ作品に欠かすことのできない存在である、エンニオ・モリコーネの音楽が彩りを添える。本国イタリアでは1月に公開され、初登場1位を記録したほか、イタリアのアカデミー賞にあたるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞をはじめ6部門に輝く快挙を果たした。
天才的な審美眼を誇る鑑定士ヴァージルは、若い女性クレアから資産家の両親が残した美術品を査定してほしいとう依頼を受けるが、屋敷を訪問しても嘘の口実を並べ、クレアが姿を現すことはなかった。不信感を募らせていくヴァージルだったが、屋敷に歴史的な美術品が眠っている可能性があることを突き止め、さらにミステリアスなクレアにひかれていく。
ジェフリー・ラッシュが、美術界のカリスマ的存在ながら、人間嫌いで肖像画しか愛することができない男ヴァージルを哀愁たっぷりに演じる。オファーを受けたラッシュは、トルナトーレ監督とともに脚本を掘り下げ、キャラクター像をつくり上げた。シルビア・ホークスが、姿を見せないミステリアスな依頼人クレア、ジム・スタージェスがあらゆるものを復元する技能を持った男を演じるほか、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソンらが出演している。
予告編は、モリコーネの豊潤な音楽にのせ、不可解な依頼と若い女性に翻ろうされるひとりの男を映し出す。雨のなか暴行される男、床に転がる指輪など謎が深まる場面が、パズルのように散りばめられ、見る者を引き込んでいく。
「鑑定士と顔のない依頼人」は、12月に東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国公開。
(C)2012 Paco Cinematografica srl.
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