デビッド・リンチの息子、新作映画の製作費をクラウドファンディングで募集中
2013年9月3日 10:00
[映画.com ニュース] デビッド・リンチ監督の息子で映像作家のオースティン・リンチが、新作映画「Gray House(原題)」の製作費をクラウドファンディングで募っている。
オースティンは、デビッドと2番目の妻メアリー・フィスクの一人息子で、現在30歳。デビッドがウェブ上で展開した「インタビュー・プロジェクト」に参加したほか、テレンス・マリック監督作「ニュー・ワールド」やポール・トーマス・アンダーソン監督作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に関するドキュメンタリーを監督した経歴を持つ。また、父親の監督作「インランド・エンパイア」「ツイン・ピークス」にも出演していることでも知られている。
ドキュメンタリーとナラティブを組み合わせた「Gray House」は、アメリカ国内の5つの場所(テキサス州の沿岸地域、バージニア州の刑務所ほか)を題材に、「自然、アイデンティティ、消費主義と進化」を考察する。ナラティブパートには、仏女優オーロール・クレマン、米俳優ナサニエル・ブラウン、ファッションデザイナーのジェレミー・スコットらの出演が予定されている。
同作は現在、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に出品されており、目標額の2万5000ドルに対して、8月28日時点で8454ドルの資金が集まっている。締切りは9月20日(www.kickstarter.com/projects/austinlynch/gray-house)。ちなみに父デビッドもTwitterで息子への支援を表明、協力を要請していた。