来年デビュー30周年の金子修介監督、最新作は「新人のつもりで」
2013年8月31日 16:30

[映画.com ニュース] 金子修介監督が8月31日、東京・シネマート六本木で行われた最新作「R-18文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ」の初日舞台挨拶に、本作が初主演となる大谷澪、女優デビューを飾る花井瑠美らとともに登壇した。来年監督デビュー30周年を迎えるといい「当時は新人類監督なんて言われていたが、今回は新鮮な俳優とフレッシュな素材を前に、新人のつもりで新しい映画を作ることができた」と挨拶した。
「女による女のためのR-18文学賞」(新潮社)の受賞関連作を映画化する「R-18文学賞」シリーズの第2弾。水族館のクラゲの水槽の前で出会った夕紀(大谷)と叶子(花井)が、同性間の恋愛におぼれ、葛藤(かっとう)する姿を描く。原作は雛倉さりえの同名小説で、「短い原作ではふたりだけの世界がすべてなので、彼女たちの周りや行く末がどんなものか構成していった」(金子監督)。
大谷と花井をオーディションで抜てきした理由は「やる気と真剣さがすごくて。どちらの役を演じさせるか一瞬迷いながらも、今の組み合わせで絶対だとキャスティングした」と説明。こだわりを聞かれると「ふたりの制服姿かな。スカートの丈とか。周りの子と比べて浮き立つような、スタイルの良さを強調した」と明かしていた。
主演をつかんだ大谷は「撮影した1年前の私にとって、完成は終着点だったが、初日を迎えてやっとスタート地点に立ったんだと実感している」と感無量の面持ち。劇中には花井とのキスシーンもあり「ドキドキでしたが、(唇は)柔らかかったです。ごちそうさまでした」とニッコリ。一方、新体操選手からの転身を果たした花井は「女優デビューが、こんな恵まれた環境だったので感謝している」といい、大胆なヌードシーンにも「やると決めたらやるだけ。ここまできちんと描くからこそ、繊細さが表現できたと思う」と胸を張っていた。
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