松本零士、加藤登紀子との10代からの不思議な縁を明かす
2013年8月28日 21:30

[映画.com ニュース] CGアニメ超大作「キャプテンハーロック」の原作総設定を務めた松本零士と、同作の挿入歌を担当している歌手の加藤登紀子が8月28日、都内で行われたトークイベントに出席。加藤は、自らフランス語で歌詞をつけた「愛はあなたの胸に L'amour dans ton coeur」を生で披露した。
松本は10代の頃から加藤とは深い“縁”で結ばれていることを強調。「僕は18歳で上京して本郷三丁目に住んだんですが、本郷三丁目と言えば加藤さんのいらした東大の赤門のすぐ近く。同じ時代に同じ場所で空気を吸っている。どこかですれ違っているはずです」と語る。だが加藤によると、そもそも松本とは5歳以上年が離れており、おまけに「私は本郷のキャンパスの頃はほとんど大学に行ってなかった」らしく、2人の学生時代のめぐりあいは「残念ながら松本先生の錯覚です(笑)」と答えた。
それでも加藤が学生時代に松本の漫画にハマったのは事実で「(週刊少年)マガジンに連載されていた『男おいどん』にのめり込みました」と告白。その後「男おいどん」にルーツを持つ「元祖大四畳半大物語」の劇場版で加藤が主題歌を担当することになるが、これは松本が加藤の大ファンだったことから実現。「映画会社の人間に『どうしても加藤さんに!』と言いました(笑)」と、懐かしそうに当時を振り返った。
今回も松本からの直々のオファーを加藤が快諾して再タッグが実現したが、完成した楽曲について松本は「胸を打つのを通り越して、自分がその中に入り込めるんです。情感に訴える迫力、感情が心に染み込んでいき、感動しました」と絶賛する。加藤はこの挿入歌で歌い上げているのは「戦う男たちを見守りながらもたたずむ女性たち」であると解説。「(戦いに旅立つ男性を)探しに行くのをやめて、『心の中にある愛に気づいてください』と訴えている」と女たちの心情を語った。
加藤は「松本先生のリクエストで、初めてフランス語でオリジナルの歌詞を書いた」明かす、「愛はあなたの胸に L'amour dans ton coeur」を生で熱唱。そのエネルギーにあふれた歌声に観客は酔いしれた。
「キャプテンハーロック」は、9月7日から全国で3D/2D公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)