“SAMURAI”ヒュー・ジャックマン凱旋に1000人興奮!日本のファンは「スバラシイ」

2013年8月28日 20:11


真田広之ら日本人キャストと再会したヒュー・ジャックマン
真田広之ら日本人キャストと再会したヒュー・ジャックマン

[映画.com ニュース]豪俳優のヒュー・ジャックマンが8月28日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演作「ウルヴァリン:SAMURAI」のジャパンプレミアに出席した。ジャックマンの来日は、昨年12月の「レ・ミゼラブル」のプロモーション以来約8カ月ぶり。本作は日本での大規模なロケが敢行されており、親日家としても知られるジャックマンの“凱旋”に、抽選で選ばれたファン1000人は興奮しきり。その様子にジャックマン本人は「You are スバラシイ」と日本語をまじえ、感無量の面持ちだった。

映画は「X-MEN」シリーズの人気キャラクター、ローガン/ウルヴァリンを主人公に描いた「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の続編。日本を舞台に、驚異的な治癒能力を失ったウルヴァリンが、初めて味わう死の恐怖と直面しながら、新たな戦いを繰り広げる。ジャックマンは「いつか日本で映画を撮りたいという長年の夢が実現できた。アリガトウ」と感謝を述べた。

ジャパンプレミアには共演する真田広之TAO福島リラ、そしてメガホンをとるジェームズ・マンゴールド監督が同席。「日本を舞台にした映画をこうしてお目にかけることができてうれしい。ヒューの穏やかな映画のおかげで楽しい時間を過ごすことができた」(真田)、「演技未経験の私を抜てきしていだたき、しかも生まれ育った日本で撮影できたのは光栄なこと」(TAO)、「素晴らしいキャストとクルーに出会えたことが、かけがいのない思い出になった。改めてありがとうと言いたい」(福島)と劇中で堂々たる演技を披露する日本人キャストも、本作への思いは格別だ。

一方、ジャックマンは「日本のアクションアイコンである真田さんと共演できて感激。それにTAOとリラも初めての大作で素晴らしい仕事をした。正直驚かされた」と大絶賛。また、マンゴールド監督について「僕がウルヴァリンを演じるのは6度目。だから『君にすべて任せるよ』と言う選択もあったはずだけど、マンゴールド監督はしっかりとウルヴァリンの内面にあるジレンマや弱さ、もちろん格好良さも掘り下げてくれた。本当に感謝している」とその手腕に太鼓判を押していた。

この日はロケ地となった鞆の浦の住民がサプライズで登場し、ジャックマンらに花束をプレゼント。エキストラで参加したという中年女性が「(撮影当時)サインと写真をお願いしたかったが、関係者からはダメだと言われ、遠慮した」と明かすと、ジャックマンは「そうだったの? 僕に直接言ってくれれば、すぐに応えたのに! じゃあ、あとでね」とここでも親日家ぶりを発揮していた。

ウルヴァリン:SAMURAI」は、9月13日から全国で公開。

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