ピース又吉、初の単独単行本を出版 「きいろいゾウ」原作・西加奈子が絶賛
2013年8月27日 21:00

[映画.com ニュース] お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹初の単独単行本「東京百景」の出版記念トークイベントが8月27日、都内の書店で開催され、昨年「きいろいゾウ」が映画化された作家の西加奈子氏と語り合った。
同作は又吉が上京してから、芸人として舞台に上がるまでの日々を東京の風景と共に綴った100編の自伝的エッセイ。イベント前の会見で、又吉は「東京のことと街の風景を書きたかった。太宰の『東京八景』がすごく好きで、八景を規定できなくてどうしようという短編。8個でまとまらないから100個だったらまとまるかと思った。太宰は『東京八景』を32歳の時に書いている。だから32歳までに書きたかった」と本作の構想と敬愛する作家の太宰治への思いを語った。
西氏は「新書とか要領よく生きる方法が書かれた本が売れているけれど、その通りに生きてそこから見える景色って美しいのか? と思う。又吉さんの作品はそういうところの間逆にある。又吉さんの網膜を通すと世界がドラマティックになって、読み終わった後に自分の東京をつくれる。ビビッドに東京をとらえることができる」と絶賛。「一生読んでいくと決めた」というほど西氏の作品に深い思い入れを持つ又吉は「踊りだしたい気分」と喜び、関西出身の二人はそれぞれの東京に対する思いを語り合った。
本作は吉本興業の創業100周年を記念して、所属する芸人らが1年間で計100冊の本を出版するプロジェクト「笑いと平和の百冊」シリーズとして刊行されたもので、又吉はこのプロジェクトの宣伝部長も務めている。
「東京百景」(税込1365円)は発売中。
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