J・J・エイブラムス監督、宇宙飛行士・毛利衛氏からのサプライズに大喜び!
2013年8月14日 22:06

[映画.com ニュース] 今夏の話題作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のPRで来日中のJ・J・エイブラムス監督、ザッカリー・クイント、アリス・イブ、プロデューサーのブライアン・バークが8月14日、東京・江東区にある日本科学未来館で行われた“ギャラクシーカーペット”イベントに登場。同館長で宇宙飛行士の毛利衛氏もセレモニーに駆けつけ、同館のシンボルである有機ELパネルを使った世界初の地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」のコントロールをエイブラムス監督に一任し、エイブラムス監督は童心に返って数々の惑星の操作を楽しんだ。
往年の人気SFドラマを映画化した「スター・トレック」(2009)に続くシリーズ最新作。カーク艦長(クリス・パイン)やクイント演じる副艦長スポック率いるエンタープライズ号のクルーたちと、世界滅亡をたくらむ謎の男ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)の壮絶な戦いが描かれる。
エイブラムス監督は、「ジェットコースターのような映画なので3Dの視覚効果も大事だけど、キャラクターや人間ドラマのハートの部分を最も大事にした」とこだわりを明かし、「ツアーの最終地・東京が一番楽しみにしていた場所。本当に日本が大好き! 次に戻って来るのが待てないよ」と名残惜しそうだった。本作で初来日を果たしたイブは、「温かく歓迎してもらって本当に光栄。驚いたことは、文化面などで日本と故郷イギリスがとても似ていること。食事も世界で最もおいしく、美しい日本を知ることができてうれしい」。これまでにないアクションに挑んだクイントは、「今回は肉体的な言語を作りあげる必要があった。ベネディクトとの対戦シーンなど、スタッフみんなのおかげで素晴らしい体験になった。ぜひ皆さんにも楽しんでほしい」とファンに手を振った。
実際に宇宙に行った経験がある毛利氏も、「今回は今までの『スター・トレック』と違って地球が舞台。J・J監督が心の問題も大切に扱っていることは、私が見た地球をみんなで共有したいという未来館の考えとぴったり合う」と共感しきり。すっかり意気投合したエイブラムス監督と毛利氏は記念品の交換を行い、エイブラムス監督からは自身の制作会社「BAD ROBOT」のポスター、毛利氏からはジオ・コスモスを模した地球儀が贈呈された。さらに毛利氏は、日本とアメリカが初めて一緒に宇宙に行った際の宇宙飛行士のパッチをプレゼントし、エイブラムス監督は大喜びだった。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は、8月23日より全国で公開。
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