櫻井翔「謎解きはディナーのあとで」さらなるシリーズ化に意欲
2013年8月3日 13:47
[映画.com ニュース] 「嵐」の櫻井翔、北川景子主演の人気ドラマを映画化した「謎解きはディナーのあとで」が8月3日、全国306スクリーンで初日を迎えた。2人は共演の椎名桔平、桜庭ななみ、生瀬勝久、中村雅俊、土方政人監督とともに東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶。この模様は全国76の映画館にも生中継され、2回の挨拶で計6万1600人が初日の雰囲気を分かち合った。
約2年にわたり毒舌執事・影山と向き合った櫻井は上映後、「楽しんでいただけたであろう、皆さんの笑顔が見られ胸がいっぱい」と感無量の面持ち。「今日、8月3日をもってこの作品は我々キャスト、スタッフから旅立ちます。出港しましたので、1日でも長い旅になるよう祈っています」と訴えた。
令嬢刑事・麗子役の北川も、「映画になって届けられるのも、ドラマから応援してくれた皆さんのおかげ。麗子存在そのものが愛らしい、大切な役になりました」と感謝。だが、その上司に当たる“迷警部”風祭に扮する椎名は、「解放されると思うと、正直ちょっとホッとしている」と素直な心情を吐露し、笑いを誘った。
それでも、その風祭を主人公にしたスピンオフドラマ「風祭警部の事件簿」が、前日の2日にオンエアされたばかりで、椎名も「『天空の城ラピュタ』の裏で頑張りました」と自画自賛。「近所の公園で子どもたちに囲まれ、『ハイハイをやってくれ』と言われた。今までは(子どもを)遠ざける役が多かったので、それはうれしく思いました」とほほ笑ましいエピソードを明かした。
櫻井も、「幸せなことに、作品に広がりが出ている。スピンオフも無限にあるし、また新たな形で何度でもやってやろうと思っています」と、シリーズのさらなる継続に意欲。そして、「たくさんの伏線が絡みあっています。1回しかご覧にならない皆さんの目は節穴でございますか」と決めゼリフで会場を含めた全国のファンにリピーター要請をしていた。
「謎解きはディナーのあとで」は、2011年の「本屋大賞」を受賞した東川篤哉の同名小説が原作。同年10月の連続ドラマ、翌12年のスペシャルドラマを経ての映画化で、影山と麗子が休暇のために乗り合わせた、シンガポールに向かう豪華客船で起きた殺人事件の謎に迫る。