懐かしの「おーい!はに丸」放送30周年記念でDVD化 はに丸、ひんべえが撮影秘話語る
2013年7月16日 14:30

[映画.com ニュース] 1980年代に放送されたNHK教育番組「おーい!はに丸」のDVDボックス発売を記念し7月16日、同番組に出演したキャラクターのはに丸、ひんべえと声優の田中真弓、安西正弘、神田くん役を演じた三波豊和が登壇するイベントが都内で行われた。
1983~89年までの6年間放送された「おーい!はに丸」は、「はにゃ」が口癖の埴輪の少年はに丸とお供の馬「ひんべえ」が、画家のおじさん、神田くん、すみれちゃんと一緒にミュージカル形式で歌や踊りを交えて、さまざまな言葉を学んでいくという幼児向けの教育番組。元祖ゆるキャラを思わせるはに丸の愛らしいキャラクターで、幼児から大人まで人気を博した。
「はにゃ! こんにちは、ぼくはに丸」、「ふにゃ! ぼく、ひんべえ」となじみのあいさつで登場したはに丸とひんべえは、「30年たっちゃったけど、ひんべえ変わらないね」、「はに丸様も変わりませんよ」と微笑ましいかけあいを見せて会場を沸かせた。
はに丸は身長160センチ、硬質プラスチック製で、本物の埴輪に比べるとかなり大きな印象だ。はに丸は「見学に来た子どもたちはぼくを見て泣いちゃったこともあるんだよね」と述懐。はに丸の声を担当していた田中は「まばたきの音がカシャカシャいって、子どもたちを怖がらせていたようです」と説明していた。
現在田中は、「ワンピース」のモンキー・D・ルフィや、「ドラゴンボール」のクリリンなど数々の有名アニメキャラクター声優として活躍しているが、本作は声優になってから5年目に担当した。本作は本番1発撮りで収録し、NGを出すことが許されないような過酷な状況だったそうで、ひんべえの中に入った着ぐるみ担当者が倒れてしまったり、「『はにゃ』と言った瞬間に大きなおならをしてしまったんです。でもNGじゃなかったんです」と過去の収録秘話を明かした。現在は糖尿病予防の啓もう活動をしているという、ひんべえの声を担当した安西は「6年間、一生懸命やった結果がこういう形になってうれしい」としみじみ語った。
三波は「今になってDVDになるなんて夢のよう。最近は今のアラサーの女優さん俳優さんに、『はに丸』見ていましたと言われるのがうれしいです」とDVD化の喜びを語り、「ぼくらは面白いものをつくろう、子どもたちだけではなく、一緒に見ている先生や父兄の方が面白く見られる番組をつくろうと考えていました」と製作を振り返った。
「おーい!はに丸」のDVDボックスは11月27日に上下巻同時リリース、各巻2万9400円。
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