「ムード・インディゴ うたかたの日々」予告編公開 ゴンドリーのタイトルへの思いが明らかに
2013年7月12日 17:40

[映画.com ニュース] 1950年代に小説家やミュージシャンとして活躍したボリス・ビアンの代表作を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化した「ムード・インディゴ うたかたの日々」の予告編とポスタービジュアルが公開、ゴンドリー監督がタイトルに込めた思いが明らかになった。
裕福で働かずにパリで自由に生きていたコランが、無垢な魂を持つクロエと恋に落ち結婚するが、ある日クロエが肺の中に睡蓮が芽吹くという奇妙な病におかされてしまう……という物語。ビアンは「人生で大切なのは二つだけ。きれいな女の子との恋愛と、ニューオーリンズかデューク・エリントンの音楽。そのほかは消えていい、醜いのだから」と原作序文で宣言。“永遠の青春小説”として若者に熱狂的な支持を受け、フランスでは400万部を超える大ミリオンセラーとして現在も読み継がれている。
ゴンドリーが英題として名づけた本作のタイトル「ムード・インディゴ」は、ビアンが愛してやまなかった、ジャズ界の巨匠デューク・エリントンのナンバー「ムード・インディゴ」からとったもので、「恋人がいなくなってから、心はいつも、藍色(インディゴ)に染まっている」という歌詞がつけられている。ゴンドリーは悲恋を描いた原作とリンクしたこの楽曲名を、映画のタイトルに採用した。
劇中では、エリントンの楽曲「クロエ」や「A列車で行こう」なども使われており、ゴンドリーの原作に対する深い愛情と敬意が込められている。春に公開されたフランス本国でも「この不朽の名作の映画化を成功させ、創造性に富んだ想像力の持ち主は、ミシェル・ゴンドリーしかいない! 切なさを秘めた、宝石のような映画に仕上がっている」と絶賛されている。物語の中心となるカップル、コランとクロエをロマン・デュリスとオドレイ・トトゥが演じる。
「ムード・インディゴ うたかたの日々」は10月5日から新宿バルト9、シネマライズほか全国で公開。
(C)Brio Films - Studiocanal - France 2 Cinema All rights reserved
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)