エビ中・鈴木裕乃が映画初主演　不条理サスペンス「ジョーカーゲーム」続編

2013年7月10日 06:00

［映画.com ニュース］　不条理なゲームに参加させられた若者たちの姿を描く「ジョーカーゲーム」（2012）のシリーズ最新作「ジョーカーゲーム　脱出（エスケープ）」（芦塚慎太郎監督）の公開が、このほど決定。「ももいろクローバーZ」の妹分として人気上昇中の「エビ中」こと「私立恵比寿中学」の鈴木裕乃が、映画初主演を務めていることがわかった。同じエビ中メンバーで、映画「1303号室」（07）などに出演経験のある松野莉奈も共演する。

前作「ジョーカーゲーム」は、「AKB48」の北原里英が主演し、日本政府が全国の児童・生徒の学力低下に歯止めをかけるために施行した「義務教育延長法」の下、「人間力」を高めるために導入するゲームの実験台にされた高校生たちを描いた。

前作から数日後が舞台となる今作は、ゲームの敗者となった7人の少女たちが「矯正施設」に集められ、そこで新たな試練となる「死の脱出ゲーム」に参加させられる姿を描く。部屋に閉じ込められた7人は、隠されたヒントを探し、協力して部屋から脱出しなくてはならないが、仕掛けられたトラップにより最初の1人が犠牲になってしまう。

ももクロの妹分として結成されたエビ中は、今年1月に発売した3rdシングル「梅」がオリコンデイリーチャートで1位、週間でも過去最高の3位を獲得。6月に発売した両A面シングル「禁断のカルマ／手をつなごう」は、「禁断のカルマ」がドラマ「ヴァンパイア・ヘブン」のオープニング曲、「手をつなごう」がポケモン短編映画「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」のエンディング曲に起用されるなど、注目度上昇中のアイドルグループだ。

その一員として活躍する鈴木は、初の映画主演を務め上げ「演技経験が少ない私に主役が務まるのかすごい不安でプレッシャーもありましたが、7人全員仲良くなり、とても楽しく撮影ができました」と述懐。「学ぶことがたくさんあって、また次に演技する機会があったら、それを生かして頑張りたいなと思っています！」と女優業への意気込みを語っている。

そのほか、前作に出演した高月彩良と同じ女優5人で結成されたガールズユニット「bump.y」のメンバーで、「ウルトラマンギンガ」などにも出演する宮武美桜をはじめ、第7回東宝シンデレラオーディションのファイナリスト・吉田まどか、「別冊マーガレット」の別マ★ガールズオーディションのファイナリスト・愛名ミラ、ティーン層に人気のカリスマ読者モデル・佐藤優津季、アイドルグループ「夢みるアドレセンス」の京佳ら、共演陣にもフレッシュな顔ぶれがそろう。

「ジョーカーゲーム　脱出（エスケープ）」は8月17日から全国公開。