1303号室
劇場公開日:2007年10月27日
解説
ホラー作家・大石圭の小説を、「富江」シリーズの及川中監督が映画化。とある高級マンションの1303号室で恋人と同棲することになった沙弥香は、引越当日に部屋の窓から飛び降りて命を落としてしまう。彼女の死に疑問を抱いた姉の真利子は事件現場となった部屋を訪れるが、隣室で暮らしている不気味な少女から“1303号室の女性は全員死ぬ”という話を聞かされ……。ヒロイン・真利子に扮するのは「夕凪の街 桜の国」の中越典子。
2007年製作/94分/PG12/アメリカ
原題:Apartment 1303
配給:スリー・ジー・コミュニケーションズ
スタッフ・キャスト
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2.0.
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自宅にて鑑賞。スタッフ・キャストに日本人が多く、終始、日本語で進行するが、れっきとした米国産で原題"Apartment 1303"。所謂“心理的瑕疵物件”──呪われた曰く附き物件の物語だが、韓国産の『アパートメント('06)』を想起させるストーリー。建物の高層部からと思われる俯瞰t的なアングルが多い。1テーマに絞ったのは良いが、展開に起伏が乏しく、登場人物(特に女性陣)の雰囲気が似ており、全篇平坦でのっぺりとした印象。肝となる対象が少女になったり、大人になったりするのは混乱を招くだけである。45/100点。
・本作は企画がたち、シナリオや原作が出来る前から映像化権が売りに出されるプリセールが行われた結果、米国ロサンゼルスの"The MonteCristo Fund"の全額出資により完成に漕ぎ着けた。作品の出来不出来はさておき、製作の過程が珍しい経緯を経ていると云える。
・“緑川明子”を演じる大谷直子だが、折角の演技が群を抜いて一人際立ち(他の演者が酷い)、演出が不完全燃焼気味に空回りしている。CGI(十年前と云う時代性を差し引いたとして)もお粗末だった。全篇どこか焦点の定まっていないぼんやりとした出来栄えだが、本作の最も致命的な欠点は然程怖くない事だ。
・弁当を残した娘に対し、ペットを飼っていないにも関らずドッグフードを浴びせる母、熊のぬいぐるみや飲み口が齧られたペットボトル等、無駄なアイテムやガジェットも混在しており、伏線にもなりえない無理矢理感溢れる唐突な展開が散見出来、未完全で未成熟な印象が最後迄、拭いきれなかった。
・鑑賞日:2017年11月10日(金)
2018年10月14日
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中越典子がとても美しく、怖がる表情も演技も良かった。
部屋に取り憑いた幽霊。
虐待を受けて母を殺してしまった女の怨念が、入居者の自殺を引き起こす王道ホラー。前半の奇怪な行動や不気味なアイテム、怪奇現象の理由は後半わかるものの、全部そのままやなぁという。部屋退去手続きしたあとは関係なくなったと思うのだが。1303だけじゃなくてその隣に住む母娘も幽霊。
後半は不気味とか怖いとかは皆無。