リュディビーヌ・サニエ、「自分がもろくなるような愛をつかむこと」フランス女性の恋愛観語る
2013年6月25日 18:23

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2013」で、「恋のときめき乱気流」(アレクサンドル・カスタネッティ監督)が6月24日上映され、主演を務めたリュディビーヌ・サニエがティーチインに参加した。
鮮やかなピンク色のドレスを着て登場したサニエは「5年もの間東京に来ることができなくて、とても苦しかった」、「魔法のような東京を待ちこがれていました。皆さんの顔を見られてうれしいです」と時折日本語を交えながら笑顔で来日の喜びを語る。
映画は、偶然飛行機で隣り合わせになった元恋人同士が、気まずさを感じながらもふたりで過ごした過去を振り返り、もう一度お互いへの愛が再燃していく様をユーモラスに描いたラブコメディ。
純粋なラブコメディに出演するのは初めてだそうで、「人生の中でちょっと軽いものを必要とする時があります。だからこの仕事を引き受けました。シナリオを読んでとても満足して、面白く生き生きとしたこの作品に没頭しました。重たい作品だけではなく、たまにはこういう作品に出るのも刺激になります」と出演のきっかけを語る。劇中の夜のエッフェル塔でのシーンで、塔の最上階に上って撮影した際に、階段でつまずいて肋骨を折ってしまったというハプニングも明かし、観客を驚かせていた。
サニエは本作で、高収入の弁護士と結婚が決まっていたが、女好きでかつ女性にモテるセクシーな元カレを選び、安定よりスリルを求めるヒロインを好演した。「勇気を持って、自分がもろくなるような愛をつかむことに意味があると感じています。作家アルフレッド・ド・ミュッセの戯曲の中には、『私はしばしば苦しんだ、裏切ったこともある。しかし私は愛した、だから私は生きた』という言葉があります。まさにこの映画、フランス女性の生き方に呼応していると思います」とフランス女性の恋愛観を語った。
また、フランソワ・オゾン監督の「焼け石に水」でサニエのファンになったという観客に対して「『焼け石に水』はフランスでは興行的に失敗して、オゾン監督と二人でがっかりしていました。でも、2年前に台湾に行った際にDVDの海賊版が出回っていて、ポスターもあったので、どうして外国では配給されたんだろうとびっくりしました。今ではフランスでも評価されていますが当時は成功しなかったので、この作品の名前を聞いて感動しています」とうれしそうな表情で話していた。
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