フランソワ・オゾン、主演イケメン俳優と新作「In the House」語る
2013年6月22日 14:43

[映画.com ニュース] 「フランス映画祭2013」が6月21日開幕し、オープニング作品「In the House(英題)」上映後にフランソワ・オゾン監督、主演のエルンスト・ウンハウワーがティーチインを行った。
同作はかつて作家を目指していた国語教師のジェルマンが、生徒であるクロードが友人一家について書いた作文から文才を見いだし、文学的な手ほどきをしていくうちにクロードと友人一家の関係が思いもよらぬ方向に展開していく様を、サスペンスタッチで描く。フランスでは公開1カ月で100万人を超える観客動員を記録した。
スペインの戯曲を基にしており、オゾン監督は「原作は文学的なクリエーションのプロセスを語っています。それは遊び心を持って描かれており、私のクリエーションを語るには絶好の原作だと思ったのです。私の映画づくりの方法を、論理的にではなく遊び心を持って観客の皆さんとシェアすることができると思ったのです」と映画化の理由を明かす。
劇中で、ウッディ・アレン監督作にもよく使われる手法が用いられていることについて問われると、「少しオマージュを捧げている部分もありますが、どちらかというとジェルマンと妻のジャンヌというカップルをつくるときにウッディ・アレンとダイアン・キートンの関係性を考慮しました。知的な会話を交わしながらケンカもする、そういうコメディタッチのリズムを二人の間に作り出そうと思ったのです」と説明した。
オーディションで主役に抜てきされた若手俳優ウンハウワーは、ファブリス・ルキーニ、エマニュエル・セニエ、クリスティン・スコット・トーマスらベテラン俳優陣を相手にしての演技を「とてもうれしかった。ああいう素晴らしい役で共演できて、しかもキスシーンまでありますから(笑)。愛に年齢はないと思いました」とユーモラスに語る。役柄同様文学に造詣の深い名優ルキーニとのエピソードとして、「撮影の待ち時間にルキーニが僕に勧める分厚い本をくれるのですが、彼は朗々と暗唱してしてくれるので、もう僕はこの本は読まなくてもいいやと思いました」と話し、会場を笑わせた。
「フランス映画祭2013」は24日まで、有楽町朝日ホールをメイン会場に、短編やアニメーションを含む14プログラムを上映。「In the House(英題)」は今秋公開。
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