フランスの小学校教師、6年生の授業で「ソウ」見せて停職処分に
2013年6月14日 11:15

[映画.com ニュース] 仏パリ郊外オー・ド・セーヌの小学校で、男性教師が2004年のホラー映画「ソウ」を6年生の生徒たちに見せ、停職処分にされたことが明らかになった。
フランスの複数のメディアが報じた内容を英ガーディアン紙がまとめたところによれば、数学教師のジャン=バティスト・クレマンは6月10日、11歳の生徒たちが集まる6年生の授業で、「これから君たちは初めてのホラー映画を見ることになる」と言って「ソウ」の上映を始めたという。
その日、帰宅した児童のひとりの様子がいつもと違っておかしいのを不審に思った父親が、児童から話を聞いて発覚。父親はすぐに学校側に報告し、クレマン教諭は翌日に停職処分となった。学校側は引き続き事件の調査中で、今後さらに重大な処分が下される可能性があるという。
トータルで7本が製作された大ヒットシリーズ「ソウ」は、猟奇殺人鬼ジグソウによって密室に閉じ込められ、生存をかけたゲームを強要される人々を描くショッキングスリラー。残酷なシーンが多いため、多くの国で年齢制限が設けられており、フランスでは16歳未満鑑賞禁止となっている。
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