「ローマでアモーレ」セクシー娼婦熱演のペネロペ・クルス、W・アレン監督との再タッグ語る
2013年6月9日 08:00
[映画.com ニュース] ウッディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」(2008)で、アカデミー助演女優賞を手にしたペネロペ・クルスが、再びアレン監督とタッグを組んだ「ローマでアモーレ」が公開された。今作ではセクシーなコールガールに扮し、全編流ちょうなイタリア語で演じるクルスが、巨匠との撮影を振り返った。
伊ローマを舞台に、アレン監督らしい笑いたっぷりの4つの恋愛ストーリーが同時進行する群像劇。クルスが演じるのは、ローマを訪れた新婚カップルの夫のもとに、間違えて派遣されたコールガールという役どころだ。アレン監督との2度目のタッグをこう語る。
「私はとてもラッキーだと感じているの。子どもの頃から彼の映画のファンだったのよ。初めて彼と会ったとき、一緒に時間を過ごせることになって、とても幸せだったわ。ウディは一日中笑わせてくれたし、私のことを信頼してくれたから素晴らしいキャラクターを与えてくれたの。ただひとつ残念なのは、時間が短すぎる事。どちらの作品も彼と3週間しか仕事ができなかった。だからいつだってもっとやりたいのよ」
アレン監督は俳優陣に、それぞれが演じるパートのシナリオしか渡さないことで知られている。今回も同様で、クルスは「他の3つがどんな話かは想像もつかなかった」。その後、完成作を見て「とても気に入ったわ。もう今までに2回見たし、大好きよ。この映画の彼は最高に笑わせてくれるわ。ウディがシャワーの人の歌を聞いている時の顔は無敵よ。あの表情が頭から離れないの。最高よ」とお気に入りのシーンを挙げた。
クルス演じるアンナは、女性らしいボディを際立たせるセクシーな赤いミニドレスに身を包み、財界にも顧客を持つ高級コールガール。誰か特定の女性をイメージしたわけではないが、役作りの一環として、カンヌでいくつかパーティーに出かけて周りを観察し、インスピレーションを得ようとしたという。
「シナリオに書いてあったとおりで、そこから私のアンナをつくりだしたの。彼女は思ったことは全て口に出して話す人よ。フィルターなんかなくて、そこが気に入ったわ。だって私自身とは正反対だから。彼女みたいになりたいけれど、私はもっとずっと抑制された人間なの。だからあんなにも自由で、毎日の生活で感じることは何でも口に出して言えるキャラクターを演じるのは楽しいわ。彼女のような人を演じるのはとてもリフレッシュするの」とアンナ役への愛着を語った。
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