北乃きい「普通を演じる難しさ実感」被ばく3世を演じ新境地
2013年5月14日 15:48

[映画.com ニュース] 女優の北乃きいが5月14日、都内で行われた主演作「爆心 長崎の空」の完成披露試写会に、共演する稲森いずみ、柳楽優弥、宮下順子、メガホンをとる日向寺太郎監督とともに出席。北乃は祖父母が被ばく体験をもつ大学生を演じ「被ばく3世であることは気にせず、ふだんの生活を送る素直な女の子。普通を普通に演じる難しさを実感した」と新境地ともいえる役柄を語った。
母親を突然亡くした女子大生の門田清水(北乃)と、幼い娘を失った被ばく2世の砂織(稲森)を主人公に、爆心地となった長崎に生きる市井の人々の姿を通して“受難と再生”を描く。長崎原爆資料館長である青来有一氏の連作短編集から、「鳥」「貝」を選び長編映画にまとめあげた。
日向寺監督はデビュー前に、黒木和雄監督の「美しい夏キリシマ」(2002)などで助監督を務め、少年犯罪を描いた「誰がために」(05)、野坂昭如原作の「火垂るの墓」(08)を手がけた社会派。本作の企画を2010年から進め、「原作のエピソードがどれも魅力的で、脚本に時間がかかった」。その翌年3月11日の東日本大震災を機に「3・11以後に作るべき映画とは、どうあるべきか考えた」と振り返った。
稲森は子どもを失った後、再び妊娠し戸惑いと不安に揺れる難役に挑み「悲しみを内に秘めて生きる人が、どういう日常生活をおくるのか……。私なりに悩んだり、考えたことを大切にしながら、役を演じた」と述懐。「長崎の皆さんは、本当に優しかった」とロケ地・長崎での経験を話していた。本編上映を前に、歌手の小柳ゆきが主題歌「ひまわり」を熱唱した。
「爆心 長崎の空」は7月13~19日、岩波ホールで先行上映。7月20日から全国公開。
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