草刈民代、夫・周防正行監督が撮るベッドシーンに「悪いピンクが出なければ…」
2013年4月24日 16:10

[映画.com ニュース]周防正行監督と女優の草刈民代夫妻が4月24日、「終の信託」「草刈民代 最後の“ジゼル”」のブルーレイ&DVD発売を記念し、東京・銀座山野楽器でトークショーを行った。
毎日映画コンクール・日本映画大賞など昨年の映画賞を席巻した「終の信託」は、周防監督が初めて手がけた原作もの。「小説を読んだ時に、人と人とが真剣に向き合った時の濃密な空気を感じ、深く食い込んできた。読みながら映画にしたいと思った」と振り返った。
その時点で主演にイメージしたのが草刈で、読み終えてすぐに原作を手渡したという。草刈も「とても切ないものを背負っている女性で、自分の中にのしかかってきたので、ただ事の大変さではないと覚悟した。読んでいて号泣したし、撮影中も泣かなくてもいいところでこみ上げてくることもあった」と明かした。
草刈と浅野忠信のベッドシーンについて、周防監督は「妻が皆の前で裸になっているということに関しては、本っ当に気にならなかった。それは夫婦のさ末な問題」ときっぱり。続けて「撮影が始まって時間もたっていなかったし、映画の中できちんと成立させることに圧倒的な比重があったので、そこはものすごく気を使った」と説明した。
草刈も、「どうにかしなきゃいけないという思いが強かった感じ。私も集中すると目に入らなくなってくるので」と述懐。だが、「出発がピンク(映画)なので、よく生きるか悪く生きるか。悪く出たらどうしようとは気になっていた」と話し、笑いを誘った。
一方の「最後の“ジゼル”」は、草刈のバレリーナとしての最後の舞台となった2009年1月31日の公演を周防監督が撮影したもので、ステージにはその時の衣装が飾られたが草刈は「やせていたなあ。今はもう入らない」と照れ笑い。それでも、「一生の記念。今見ても、こういうふうに踊っていたんだと、いろいろなことがよみがえってくる。36年間、踊りしか考えないで生きてきた時間なので、それを身近に持てるのは幸せなこと」と笑みを浮かべた。
DVDには2人のオーディオ・コメンタリーも入っており、草刈は「現役だったら絶対にできない。踊っている人が自分の言葉で説明するようじゃ終わりだから。でも、(引退して)丸4年たっているし、初めて見る方にも分かりやすいように解説して、伝わるようにした」とアピールした。
2作品を通じて草刈を撮った周防監督は、「踊るということは演じることだとあらためて感じた。だから今、女優をやっていることは不思議ではない」と評価。そして、「終の信託」の撮影時には、「役者として強く一歩を踏み出そうとしている覚悟を感じた。集中力の人ですね」と妻を持ち上げていた。
草刈も「もっといろいろなものを演じられるかもという広がりを見つけられた」と呼応。「これからもいろいろな形で、いろいろな役を演じていきたい」と意欲を新たにしていた。
ちなみに周防監督の草刈に対する終の信託は、「とにかく葬式は質素に。あとは死んだ後に分からないこともあるだろうから、一覧表にまとめておきます」だそうだ。
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