小野恵令奈に近寄ると危ない「思わず回し蹴りしそうに…」

(C)文化通信

［映画.com ニュース］　歌手、女優の小野恵令奈が初主演する連続ドラマ「タンクトップファイター」（MBS・TBS系）の発表会見が4月19日、都内で行われた。タイトルの通り、小野がタンクトップ姿で勇敢に戦うアクションサスペンス。ハリウッドの本格アクションチームの指導で「ブルース・リー、ジャッキー・チェンを目指し、1カ月稽古に励んだ」末に、「今では（格闘技が）体に染みついて、電車でぶつかられると思わす回し蹴りしそうに……。近寄ると危ないですよ」と笑わせた。

元AKB48の“えれぴょん”が、殴り方、蹴り方、避け方まで格闘技を一から猛特訓した。「ダンスをやっていたので、覚えるのは早かったけれど、ダンス的な動きになってしまって」と苦労しながらも習得。第1話では車の中で男性たちをボコボコに。「背もたれ、シートベルトってこんな風にも使えるんだって勉強になった。これからの人生、危険な場面で立ち向かっていけそう」と嬉しそうに話した。

「このご時世、私なんかが主演させてもらいありがたい」と謙虚な姿勢で、「キャピキャピして『えい、やー！』というのじゃない。新しい小野恵令奈という意味では、かわいくないかもしれないけれど、小野恵令奈の本気が伝われば。たくさんの人に見てもらって、今年の夏にタンクトップブームが起きてくれたら」とファイティングポーズ。主題歌「ファイティング☆ヒーロー」も歌う。

共演陣も小野を絶賛。川島海荷が「思っていた以上に男前だとあらためて思った。アクションシーンでは腹から声を出していた」と同い年の友人に尊敬の眼差しを送れば、中村蒼は「ふだんは女の子らしいのに、撮影に入るとかっこいい。ギャップが印象的」、三津谷葉子は「女性から見ても魅力的」と感心しきり。小野は「恵まれた環境に感謝して、これをきっかけにまた一歩一歩、大きく前進していけたら」と笑顔を見せていた。

ふつうの姉妹が、父が逮捕されたことに端を発し、賞金稼ぎとなり、さまざまな犯罪者とバトルを繰り広げるストーリー。肉体派の妹（小野）と頭脳派の姉（川島）が、戦いながら事件の真相に迫る。クラスメイト（中村）との恋愛も絡み、謎の弁護士（三津葉）がサスペンスをあおる。ほか、コミカルな刑事役の森山栄治、野添義弘らが共演。

4月25日スタート。TBSは毎週木曜深夜0時58分、MBSは同深夜0時59分。オープニングテーマは、川島が所属する9nineの「Evolution No.9」。（映画.com×文化通信.com）

【映画.com×文化通信】