大森南朋、兄・大森立嗣監督の信念に「役者に好かれるゆえん」と信頼
2013年4月12日 16:10

[映画.com ニュース]俳優の大森南朋が4月11日、東京・代官山蔦屋書店で行われた映画「ぼっちゃん」の“劇場を飛び出して場外乱闘トークショー&サイン会”に、兄で今作のメガホンをとった大森立嗣監督、主演した水澤紳吾、淵上泰史とともに出席。和気あいあいとした雰囲気のなか、本作にまつわるエピソードから過去の思い出話までを語り明かした。
秋葉原無差別殺傷事件の犯人をモチーフにした本作。インターネットの掲示板に孤独を吐き出し続けた若者の姿を通して、ひとりの人間の内面を独特のユーモアで描き出す。南朋は、本作にプロデューサーとして参加。水澤から「タツさん(大森監督)と一緒に映画をつくろうと思ったのはなぜか」と問われると、「最近いい映画つくるなと思って」と吐露。その言葉を聞いた立嗣監督は、「日本の映画は大きいものから自主映画の勢いもあって。瀬々(敬久)さんが『ヘヴンズストーリー』をつくっているのを見ていて、オレもそういうのつくりたいなって。自由で凶暴なやつ。『ゲルマニウムの夜』以降、丸くなっているんじゃないかって言われて、そんなことねえぞって(笑)」と語った。
水澤は、ふたりの兄弟関係にも踏み込み「兄弟仲はどうだったんですか?」と質問。南朋は、後輩からの思わぬ問いかけに戸惑いながらも「各々勝手に生きていたら、30歳くらいで交差するようになって。『ゲルマニウム』に映画を撮りたいっていう鬱屈した思いが込められているなと感じた」と述懐。立嗣監督が「良い芝居がしてほしいだけだから。俳優って緊張するのよ。俳優もやるからわかる。オレの映画にはそういう緊張はいらない」と信念を明かすと、「これが役者に好かれるゆえん」と信頼を寄せていた。
水澤と渕上は、ともに学生時代スポーツに取り組んできた。サッカークラブ・ガンバ大阪のユースチームで活躍した経験を持つ渕上は「恩師が、僕がサッカー(選手)から役者になったことが信じられないって、涙ちょちょぎれながら話してくれて。うれしいですよね」と照れくさそうにニッコリ。一方の水澤は、野球部のマネージャーを務めた高校時代について「お茶を出したりしていました。部室にいたせいで真っ白で、運動もしていなかったから小さかった。中学生と間違われたりしました(笑)」とぼやき、笑いを誘った。
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