渋谷ヒカリエ舞台に監督9人が短編製作
2013年4月7日 19:45
[映画.com ニュース] 東京・渋谷駅東口にある高層複合施設「渋谷ヒカリエ」を舞台にしたオリジナルオムニバス映画「ヒカリエイガ」(製作著作:東京急行電鉄)の製作が進められている。
渋谷の新たなランドマークとして、多くの情報、文化を発信し続ける同館は、4月26日に開業1周年を迎えるのを記念し、4月4日から5月6日まで「Happy Happening」をテーマに開業1周年記念プロモーションを開催中。商業施設「ShinQs(シンクス)」での限定商品販売など、全館を挙げて様々な企画を展開するが、「ヒカリエイガ」はその企画のひとつだ。
同館内を舞台とした短編映画(10分以内)を、9人の映像クリエイターが8エピソードとプロローグ&エピローグで製作。これらの短編を1本のオムニバス作品に編集し、4月27日夜(午後10時~午前0時)に8階「8/(はち)」COURTで開催される「渋谷真夜中の映画祭~第一夜~」で完成披露上映される。それぞれのエピソードは館内の異なったフロアをテーマにしている。
本企画に賛同した監督は、本田孝義(プロローグ&エピローグ)、加藤綾佳(エピソード1:フード)、完山京洪(同2:ビューティ)、堀井彩(同3:ファッション)、加納隼(同4:ライフスタイル)、元気屋エイジ(同5:カフェ・レストラン)、井口奈己(同6:クリエイティブ)、七里圭(同7:ヒカリエ・ホール)、澤田サンダー(同8:シアターオーブ)の9人で、著名監督や今後の活躍が期待される若手監督がそろった。
映画という視点で、同館で起こる “ハッピー・ハプニング” を演出。これまでに澤田組(タイトル:「私は知ってる、私は知らない」)、七里組(未定)、井口組(未定)、完山組(未定)の撮影が終了し、この後、堀井組(「SAMURAI MODE~拙者カジュアル~』)、元気屋組(未定)、加納組(「So-far」)、加藤組(「キラキラ」)、本田組の撮影が行われる。個性豊かで、新たな才能による短編がまとめられる「ヒカリエイガ」が、どのような “ヒカリ” を渋谷から放つのか完成に期待が高まる。
企画・製作は、「渋谷真夜中の映画祭」実行委員会(代表:青山大蔵)/「ヒカリエイガ」制作プロジェクト。同実行委員会は “映画で社会を変える” をミッションに掲げ、昨年立ち上げられた。同年11月9日に「新しい映画鑑賞環境の提案」をテーマに、「8/」COURTで「~第零夜~」を開催し、オールナイトの映画上映イベントとしては異例となる140人を動員した。現在では86人を超えるソーシャル・プロジェクトに成長しており、その活動に注目が集まっている。(文化通信)
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