中谷美紀ナレーション「君と歩く世界」TVスポットが公開!
2013年4月2日 16:00

[映画.com ニュース] オスカー女優マリオン・コティヤールが、両足を失った女性という難役に挑んだ「君と歩く世界」から、女優の中谷美紀がナレーションを務めるTVスポットが公開された。
両足を事故で失ったシャチの調教師ステファニー(コティヤール)が、絶望から希望へと歩きはじめる姿が象徴的なシーンとともにつづられるこのTVスポットは、カンヌ映画祭やセザール賞の常連であるジャック・オーディアール監督(「預言者」)の手腕と、コティヤールの熱演が紡いだ再生の物語に、中谷が心打たれたことから実現した。
中谷は、「ステファニーは不慮の事故によって2つの足を失ってしまうのですが、彼女の失ったものは『仕事』や『自尊心』、周りの人との『信頼関係』であったり、両足以上にもっと目に見えない多くのものを失ったように思えて、見ていてとても辛かったです」と序盤のストーリーの印象を明かす。それでも、「そんな女性が粗野で、かつ無思慮で、自分勝手な、普通に考えたら愛せない対象の男性との出会いによって、希望の光を見出していく、その姿にとても心を打たれました」とコメントを続けている。
コティヤールと同じ37歳の中谷。「同じ年にもかかわらず、地球のまったく反対側にこんなに素晴らしい女優さんがいることはとても素敵です。『エディット・ピアフ 愛の賛歌』など、数々の映画で彼女が笑うたびに笑い、涙するたびに涙をこぼし、喜怒哀楽をマリオンの映画とともにしてきました。今回も素晴らしい信頼関係を監督と築き、心から裸になって演じている姿に敬意を覚えます」と心を寄せ、先日のコティヤールとオーディアール監督の来日時には、ジャパンプレミアで特別ゲストとして2人に花束を贈呈している。
「君と歩く世界」は、ステファニーと彼女を優しく包むシングルファーザーの不器用な男アリ(マティアス・スーナールツ)との信頼関係を通して、人生を照らす希望を迫真のリアリティで描き出す。中谷のコメントは、「この映画を見て、2年前の日本人が経験した震災を思い出しました。まだ日本には失意の中にいる方々がいます。ステファニーのように希望の光を見出して、悲しみを手放してくれたらよいなと切に願います」と締めくくられている。
「君と歩く世界」は、4月6日より全国公開。
(C)Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinema - Les Films du Fleuve – Lunanime
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント