実在の殺人事件が題材の骨太ドラマ「凶悪」 第1弾キービジュアルが公開
2013年3月29日 15:00
同作は、ひとりの雑誌ジャーナリストが、死刑囚の告発を頼りに警察も知らない殺人事件を明るみに出し、首謀者逮捕に至らしめた実在の事件をつづったドキュメント「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮文庫刊)を映画化する社会派サスペンス。雑誌「新潮45」編集部の記者が、凶悪事件の真相から首謀者逮捕までを白日の下にさらした様子を克明に記録した原作は、文庫本が10万部を超えるベストセラーに。2011年12月に、ビートたけしが司会を務めるドキュメンタリー番組「奇跡体験!アンビリーバボー」でも紹介され、話題になった。
映画では、山田が事件を追うジャーナリストの藤井に扮し、徐々に明らかになっていく真相と心の闇にとらわれ、正義心と狂気のはざ間で揺れ動くさまを熱演。また、ピエール瀧が告発する死刑囚・須藤を演じ、リリー・フランキーは須藤の告発によって明るみになる凶悪事件の首謀者と目される木村を自身初の悪役で怪演する。
公開されたビジュアルは、ジャーナリスト役の藤井を演じる山田を真正面から捉えた構図。そして「それは、ある死刑囚の告白から始まった。」というコピーとともに、「獄中からの告白」「先生と呼ばれた男」「死の錬金術師」「衝撃の真実」といった印象的なキーワードが全面に配されている。
監督は、反体制的姿勢を貫き続けた故若松孝二監督に師事した白石和彌。実在の凶悪殺人事件の真相を描くとともに、そこに内在する日本社会の問題をあぶりだしていく骨太なドラマになるという。9月21日全国公開。
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