歌舞伎俳優63人の銀座練り歩きに3万2000人が歓声!
2013年3月27日 13:18

[映画.com ニュース]歌舞伎座のリニューアルオープンを記念し、“GINZA 花道”と銘打ったパレードが3月27日銀座で開催。63人もの歌舞伎俳優が大通りを練り歩き、沿道に集まった3万2000人の歓声を浴びた。
今回、再開場となる新たな歌舞伎座は明治22年に建立された初代から数えて5代目。建築家の隈研吾の設計によるもので劇場に加えて、オフィスビルやショッピングモールの入った歌舞伎タワーも併設されており4月2日にオープンとなる。
この日はあいにくの雨模様となったが、ひいきの役者に声援を送るべく朝早くから沿道を陣取る人々も。パレードに先立って行われた式典で、日本俳優協会会長として挨拶に立った坂田藤十郎は、深々と頭を下げて関係者やファンへの感謝の思いを示すと共に「400年の歴史を持つ歌舞伎の新しい1ページが開かれようとしています。私も若返ってますます精進してまいりたいと思います」と語り、沿道からは「山城屋!」と掛け声が飛んだ。
松竹株式会社の大谷信義代表取締役会長は「今日は、歌舞伎座五代目の襲名披露」と伝統芸能に新たな歴史が刻まれることを満面の笑みで祝し、迫本淳一松竹社長の開会宣言と共にパレードがスタート。通常、襲名披露などで一門の俳優陣がお練りを行なうことはあるが、63人もの歌舞伎俳優が一斉に練り歩くというのはまさに前代未聞だという。
先日、長男が生まれたばかりの市川海老蔵に入籍を発表した尾上菊之助、中村勘九郎・七之助の兄弟、息子を連れた市川染五郎、中村獅童、中村福助、中村橋之助、中村時蔵、市川猿之助に市川中車と当代の人気俳優たちが木遣り組・纏組に先導され歩みを進めていく。
当初、傘を差した状態で歩くとも伝えられていたが、沿道の熱気に押されてか、俳優陣は振り続ける雨にもかかわらず傘も差さずに400メートルにわたり練り歩き、ファンも行列が目の前を通る際には傘を畳み、雨に濡れながら屋号を呼びかける姿が見られた。
新たな歌舞伎座のリニューアルオープンは4月2日。
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