大森南朋、兄・大森立嗣監督作の初日挨拶に飛び入り参加
2013年3月16日 20:15

[映画.com ニュース] 2008年に秋葉原で起きた無差別殺傷事件を題材に描かれた映画「ぼっちゃん」が3月16日、公開初日を迎え、大森立嗣監督と水澤紳吾、宇野祥平、渕上泰史、田村愛らキャスト陣が都内の劇場で行われた舞台挨拶に登壇。さらに、大森監督の弟でプロデューサーとして名を連ねている俳優の大森南朋も急きょ駆けつけた。
フィクションとして製作された映画は、コンプレックスを抱えて社会になじめずに暮らしていた主人公が、あることをきっかけに狂気に取りつかれて自らを追い込んでいく過程を描き出す。大森監督は、「南朋の事務所である『アパッチ』が製作に協力してくれましたが、映画を作るのが難しい今の状況で完成したのはそのおかげ。感謝していますし、足を運んでくださったお客さんにも本当に感謝しています」と頭を下げる。
弟・南朋が「初日なのに(満員では)入っていないな(苦笑)」とつぶやくと、大森監督は「この映画は『プラチナデータ』とは違います(笑)。ゆっくりとお客さんが増えていく映画。(『プラチナデータ』の)大友(啓史)監督にも見ていただいて、おほめの言葉をいただきました!」と胸を張る。
ポスターの写真も担当したという南朋は、「“大森監督”とか“大森組”と聞くと、さも自分が監督したかのような気分になる」と話しながらも、「低予算でもスタッフさん、キャストが頑張ってくれた。僕は2日くらいしか現場に顔を出せなかったけど、『こういうことができるんだ!』と思っていました。こういう形で日本映画の地面が広がれば、役者が生きるところも増える」と兄を“援護射撃”した。
主演の水澤は「こんな虫のような男に、監督も南朋さんも『主役やらせてみれば?』と軽いノリでやらせてくださって、自分の役者人生の中でも特別な作品になりました」と喜びと感慨を語った。淵上も、「撮影の1か月ほど前に“極悪”大森兄弟と飲む機会があり、監督は『その場にいてくれればいい』と言い、南朋さんは『悩んで悩んで悩みきった先に良い芝居ができる』と言ってくださり、吹っ切ってクランクインすることができました」と晴れ晴れとした表情で語っていた。
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