「ゴーストライダー2」監督が明かす、ニコラス・ケイジは“暴れ牛”!?
2013年2月8日 13:00

[映画.com ニュース] ニコラス・ケイジがマーベル・コミックの異色ヒーローを演じるシリーズ第2弾、「ゴーストライダー2」のブライアン・テイラー監督が来日。「アドレナリン」シリーズなどの派手なアクションで知られるだけに、インタビューでもハイテンションぶりを発揮した。
従来のヒーロー映画の様式を覆し、ハードなアクションとバイオレンスに満ちた作品となった今回の第2弾。ゴーストライダーの姿も、炎でドロドロに革ジャンが溶け、ヒーローというよりはモンスターに近い趣となっている。前作からのイメージ一新を、「俺たち(テイラー監督とコンビを組むマーク・ネベルダイン監督)に話が来ること自体が、パート1とは違うものにしたいっていうスタジオの希望の表れだよね」と説明。「将来はアメコミ・アーティストになりたいと思っていたくらい、子どものころからアメコミが大好きだったから、マーベル・コミックのキャラクターを手掛けられたなんてすごく光栄。狼男みたいに突然変身してコントロールできないとか、ほかの(アベンジャーズみたいな)ヒーローとは全然違うけどね(笑)」と喜びを隠さない。
そして何より、ニコラス・ケイジと一緒に仕事ができたことが「一番うれしかった」と語る。そのケイジは、今回は変身後の姿も自身が演じて(前作ではスタントマンが扮していた)、キレまくる“怪演”を披露。合成前の撮影時から、カラーコンタクトとドクロのメイクで“ゴーストライダー”になりきっていたというから驚きだ。
「携帯を悪人の口に突っ込むシーンは最高だよ。アドレナリンが出まくりで見事だと思う。俺たちはニック(=ニコラス・ケイジ)に乗っかって、エネルギーを上手く配分しただけなんだ。ロデオの牛をおとなしくさせるなんてできないだろ? それに、ゴーストライダーはニック自身だ。“頭から火を吹いている”って、人によっては『なにそれ?』って思うかもしれないけど、彼は大真面目。封じ込めてコントロールしようとギンギンにもがくんだ。(ライダーを演じることは)彼にとって内なる自分の魂との会話だね。心の旅を『リービング・ラスベガス』以上にしたんじゃないかな(笑)」
テイラー監督が「歪んだ、制御不能なニコラス・ケイジの頭の中を一緒に旅する映画」と称する同作だが、ケイジの演技以外にも、テイラー&ネベルダイン監督作の特徴でもある、限界に挑んだアクションという見どころも満載だ。「遠くに座ってモニターを見ながら爆発を撮る監督もいるけど、なんでほかの人にやらせるのかが分からない。映画を撮っていて一番楽しいのは、すぐそばで爆発を撮ることなのに!」。
とはいえ、撮影中は毎日がケガの連続。「『もうこんなんじゃ体がもたないよ、そろそろラブコメ映画に切り替えよう。ケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒー主演でさ』と2人で話すこともある」と言う。だが「それでも絶対、爆発の中を走らせちゃうだろうな!」。
「ゴーストライダー2」は2月8日から全国公開。
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