松田龍平、インドネシア発「ザ・レイド2」で外国映画初出演!遠藤憲一&北村一輝も参戦
2013年2月5日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の松田龍平が、インドネシア映画「ザ・レイド2 ベランダル(仮題)」で外国映画初出演を果たすことがわかった。また、遠藤憲一と北村一輝の参戦も決定。3人は在インドネシアの日本人ヤクザ役に挑み、インドネシアマフィア、ジャカルタの汚職警官との三つ巴の抗争を繰り広げる。
「ザ・レイド2 ベランダル(仮題)」は、第36回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したほか、世界各国の映画祭で話題を呼び、アジア映画ながら約800スクリーンで全米公開された「ザ・レイド」の続編。第2弾となる今作の製作決定、全米&日本公開決定を受け、前作に続きメガホンをとるギャレス・エバンス監督が熱望していた日本人キャストとのタッグが発表された。
ハリウッドリメイクも決定している前作(DVDとブルーレイは発売中)は、麻薬王が支配する高層ビルに強制捜査に入ったSWATとギャングの全面対決を、銃撃、剣術、世界最強武術“シラット”をさく裂させた肉弾戦で描いたノンストップアクション。上映時間102分のうち85分で壮絶なアクションが展開されているが、今作ではさらにパワーアップした内容を予定している。
日本人キャストの3人も、前作を絶賛。後藤組組長の息子ケイイチ役に息吹を与える松田は、「パート1はとにかくアクションが満載で、その展開に息つく暇がないという感じでした。インドネシアを舞台にしたギャレス監督の描くグレーな世界にどう入っていけるか楽しみです。ジャカルタでの撮影もとても楽しみにしています」と意欲をみなぎらせている。
後藤組組長に扮する遠藤にとっても、今作が海外映画初出演となる。これまでにもヤクザ役の経験は豊富だが、今作では「ギャレス監督の才能に身を任せてみようと思いました。今までたくさんのヤクザ役を演じてきたので、今回は今までとまた違うヤクザ像を監督と一緒に作り出していきたいです」と撮影を心待ちにしている。
北村は、ギャレス監督がプロデューサーを務める日本・インドネシア合作映画「KILLERS」に主演し、冷酷な殺人鬼を演じている。今作では後藤の片腕リュウイチ役を任されるが、「ふだんとは違う世界や環境のなかで、新たな刺激を肌で感じ、吸収したいと思っています」と貪欲な姿勢をうかがわせた。
ギャレス監督は、三池崇史監督の「殺し屋1」の英語字幕入り全長版映像を求め、香港版、日本版、オランダ版、アメリカ版とDVDを買い増してきたほどの日本映画通。それだけに、今作は「私が尊敬してきた日本の俳優さんたちに出演していただく完ぺきなチャンスだと思いました。豊かな経験値をもつ彼らと、インドネシア俳優とのコラボレーションは、作品に大変魅力的な成果をもたらすと確信しています」と興奮を隠し切れない様子だ。
撮影は1月19日にジャカルタでクランクイン。4月に長期の休みに入り、5月に再開予定。松田、遠藤、北村の3人は、6月13~18日に現地での撮影に臨む。「ザ・レイド2 ベランダル(仮題)」は、2014年に全国で公開予定。
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