1秒あたり1000万円以上 全米が注目する「スタトレ」スーパーボウル・スポット公開
2013年2月5日 20:00
[映画.com ニュース] J・J・エイブラムス監督が手がける、人気シリーズ最新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の全米スーパーボウル中継で放映されたテレビスポット映像が、このほど公開された。
アメリカンフットボールリーグ・NFLの優勝決定戦であるスーパーボウルは、全米の注目を集めるアメリカ最大のスポーツイベント。その中継は「全米で最も見られるテレビ番組」として知られ、視聴率は毎年のように40%以上になる。そこで流れるCMは、30秒で370万~380万ドル(日本円で約3億4000万~5000万円/1ドル=92円換算)かかると言われており、1秒あたりで1000万円以上にもなる。それだけに効果も絶大で、毎年CM枠の放送権は企業によってすぐに購入される。
映画界では、各メジャースタジオがサマーシーズンなどに公開する大作の最新映像を交えた「スーパーボウル・スポット」を放映することで知られ、今年は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「ワールド・ウォー Z」(パラマウント)、「ワイルド・スピード6(仮題)」(ユニバーサル)、「オズ はじまりの戦い」「ローン・レンジャー」「アイアンマン3」(ウォルト・ディズニー)のスポットが流れた。
そんな中で「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が投下したスーパーボウル・スポットは、これまでの予告編にない新しいシーンも含まれ、カーク船長(クリス・パイン)らエンタープライズ号の乗組員と、“冷酷で美しすぎる悪役”として今作に抜てきされたベネディクト・カンバーバッチが演じる悪役との対立がはっきりと描き出されている。カークに対し「すべてにおいて私が上だ」と冷酷に言い放つ、カンバーバッチ演じる男の姿からは、カークとエンタープライズ号の仲間たちがこれから陥る危険な状況を予感させる映像になっている。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は9月日本公開。
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