寺山修司没後30年 ATGでの監督作3本が初ブルーレイ化
2013年2月1日 07:00

[映画.com ニュース] 詩人、演出家、写真家、映画監督など、幅広いジャンルで活躍し、マルチな才能を発揮するも1983年に47歳の若さで死去した寺山修司の没後30年に当たる今年、寺山がATGで撮りあげた長編デビュー作「書を捨てよ町へ出よう」(71)、「田園に死す」(74)、遺作「さらば箱舟」(84)の3作品を収めたブルーレイボックス「atg寺山修司ブルーレイBOX」が4月24日、キングレコードから発売される。
ATG(日本アート・シアター・ギルド)は60~80年代、非商業的な芸術的映画を製作・配給していた映画会社で、寺山のほか大島渚、新藤兼人、今村昌平、市川崑、森田芳光、大林宣彦ら日本を代表する多くの監督がATGで意欲的に作品を発表し、当時の日本映画界に絶大な影響を与えていた。また、フェデリコ・フェリーニ、ジャン=リュック・ゴダール、イングマール・ベルイマン監督らの洋画も配給していた。これまで数々のATG作品が発売されているが、ブルーレイ化は史上初の試み。今回は3作品のオリジナルネガから23.98psfHDテレシネを新たに行い、最良のマスターを使用した。
寺山主宰のアングラ劇団「天井桟敷」による舞台を映像化、新宿でゲリラ撮影を行った「書を捨てよ町へ出よう」、青森・下北半島を舞台とした寺山の自伝的作品「田園に死す」、ガルシア・マルケス「百年の孤独」を寺山独自の解釈で映像化した「さらば箱舟」という今回発売される代表作3作をはじめ、寺山の映像作品は実験的な作風で知られ、国内外で現在もカルト的な人気を誇っている。
ブルーレイボックス発売以外に、演劇、展覧会、特集上映など様々な企画が開催される予定で、寺山修司没後30年の今年、様々な盛り上がりをみせていくことは間違いないだろう。
「atg寺山修司ブルーレイBOX」(1万5120円、DVD単品販売は3990円)は、4月24日発売。
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