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松江哲明監督が劇映画に初挑戦 山下敦弘監督は松江監督代表作をモチーフに製作

2013年1月26日 05:00

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松江哲明監督(右)と山下敦弘監督
松江哲明監督(右)と山下敦弘監督

[映画.com ニュース] 映画監督が一般公募の役者やスタッフとともに映画制作する「シネマ★インパクト」の上映会が、1月26日から東京・オーディトリウム渋谷で始まる。今年は、「苦役列車」の山下敦弘監督と「フラッシュバックメモリーズ 3D」の松江哲明監督という、日本映画界を代表する新鋭が初参戦した。

松江監督は、初の劇映画となる「SAWADA」、山下監督は、松江監督の代表作をモチーフにした「ありふれたライブテープにFocus」を製作。着実にキャリアを重ねる2人にとって、今回のプロジェクトはどのようなものになったのだろうか。

松江監督は、「ワークショップも劇映画も初めてだったので、役者は大変だったと思います。スタッフからは、“蜷川幸雄さんでも、そんなに短時間で女優を泣かせないですよ”と言われたくらい」と苦笑い。しかし、役者の演技と迫力はプロかと見間違うほど。「主宰である山本政志監督のもと集った5人の監督が、決められた時間や予算という同じ条件で映画を作るのが、以前、僕たちも参加していた“ガンダーラ映画祭”に似ていると感じたんです。だから、今回はじめに言ったのは、“僕が一番面白い映画を作る!”でした。他はベテランの監督ばかりですが(笑)」。

ワークショップでの映画製作は10年以上という山下監督は、「いろいろな演出を試せるので、幅が広がりますね。今回のチャレンジとしては、役者を全員使うことでした」と振り返る。「ワークショップが面白いのは、毎日顔を付き合わせてやっていると、だんだん学校のクラスみたいになるところ。一人ひとりのキャラクターを引き出して、話を転がしていくのがすごく面白くて。今回も、まず自己紹介をしてもらって、あだ名を決めたんです。それで、役者のクセがかなりわかるんですよ。まあ、それが商業映画に生かせているかは、わからないけど」と言うが、漫画が原作の短編「中学生日記」(2005)も、ワークショップから生まれた傑作だった。

監督にとっては自由に映画製作できる場所であり、役者や製作スタッフ志望者にとっては、またとない実践の機会である「シネマ★インパクト」。観客にとっては、映画監督の才能がぶつかり合う、刺激的なタッグマッチを見ることができるはずだ。

2月8日まで、同館で上映中。

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