真野響子、時代劇「御宿かわせみ」女将役30年ぶり再登板!
2013年1月11日 17:00

[映画.com ニュース] 女優・真野響子扮する旅籠“かわせみ”の女将るいが、30年ぶりに帰ってくる――。作家・平岩弓枝の大ベストセラー「御宿かわせみ」シリーズ。何度も映像化されているが、特に人気だったのが1980~83年にNHKで放送された真野版。あれから30年を経て、スカパー!、CSの時代劇専門チャンネル、制作会社のNHKエンタープライズがタッグを組み、新たなオリジナル時代劇「新・御宿かわせみ」を制作することになり、主人公るいをふたたび真野が演じることが決まった。
発表会見が1月10日、都内で行われ、再登板について真野は「本当に信じていいのかと思った。きょうやっと実感がわいてきた」と感慨深げに話した。NHK放送当時は20代。「私は新婚だったけれど、週に5日は『御宿かわせみ』の撮影だったから(小野寺昭演じるるいの妻役)東吾さんとは夫より長く一緒にいたかな」と懐かしげに振り返った。年月が過ぎ、真野は60歳に。しかし「私の中でずっとるいは生きていた」と言い、「(再演は)なんの疑問もなく嬉しい」と笑顔で話した。
新たに制作されるドラマには、真野だけでなく、小野寺、山口崇ら「御宿かわせみ」おなじみの面々もそろい、ファンにはたまらないものになる。原作となる「新・御宿かわせみ」は、るいと東吾の子ども世代を中心に描いた物語で、ドラマも大きくなった子どもたちが登場し展開される。神林麻太郎役を渡辺大、るいと東吾の一人娘・千春役を前田希美が演じるほか、松田悟志、三浦貴大らが出演。渡辺は「(28歳の)僕より歴史ある作品に出られて本当に光栄」と目を輝かせた。ほか共演に、笹野高史、津川雅彦、岸惠子ら。
NHKエンタープライズが、初めてNHK以外のドラマを制作するのも大きなニュース。メガホンをとるのは、大河ドラマなどNHK時代劇を多数手がけてきた黛りんたろう監督。黛監督にとっても「御宿かわせみ」は演出デビューを果たした特別に思い入れのある作品で、会見では「役者と再会できるのはもちろん、フィクションを作る者としては役柄と30年経ってまた会えるのは本当に喜び。初心に帰って撮りたい」と力を込めた。
旅籠“かわせみ”をめぐる時代劇ホームドラマ。幕末から明治維新を背景に描く。真野は「現在の日本も過渡期。特に若い方に、時代劇の良さを知ってもらうとともに、未来を生きるヒントにしてもらいたい」とアピール。物語上で失踪中の東吾とるいが再会できるのかも見どころになる。BSスカパー!で5月に先行放送予定、その後に時代劇専門チャンネルでも放送される。(映画.com×文化通信.com)
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