シネマ歌舞伎 中村勘三郎さん追悼上映が東京、大阪、松本で決定
2013年1月9日 19:00
[映画.com ニュース]昨年12月5日に、惜しまれながら死去した歌舞伎俳優の十八代目中村勘三郎さんの功績に敬意を表し、勘三郎さんが出演した「野田版 鼠小僧」をはじめとするシネマ歌舞伎4作品が、1月12日から1週間限定で東京・大阪と勘三郎さんと縁の深かった長野・松本で追悼上映される。
華やかな歌舞伎の舞台を大スクリーンで楽しめるシネマ歌舞伎は、伝統を守りつつも新しい挑戦を果敢に行い、それを自らの芸の両輪としてきた勘三郎さんの想いを多くの人に届けようと始まった企画。2005年に公開し大好評となった第一作「野田版 鼠小僧」以来、多くの舞台がシネマ歌舞伎になった。また、現代の映画、演劇界の一線で活躍する芸術家とのコラボレーションで、歌舞伎界に新風を吹き込んだ。
東京・丸の内ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、松本・アイシティシネマで野田秀樹作・演出の「野田版 鼠小僧」、山田洋次が監督を務めた「連獅子」と「らくだ」2本立て、作・演出を宮藤官九郎が担当した「大江戸りびんぐでっど」を上映。東京と大阪の各劇場では串田和美が演出を手がけた「法界坊」も上映する。1週間限定公開、1月18日まで。