阿部寛“故郷”横浜を語る「心に余裕がありギスギスしていない」
2013年1月7日 12:25
[映画.com ニュース] 俳優の阿部寛が1月5日、神奈川県・横浜ブルク13で行われた主演最新作「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」の特別試写会に出席した。地元の活性化を目的に、30歳を“本当の成人”と捉えるイベント「30歳の成人式in横浜」の一環として開催。横浜市出身の阿部は「自分が住んでいたのは自然が多い場所で、子ども時代は山でクワガタ取りをしたり、ベイブリッジができた頃にはデートできれいな夜景を探したり。横浜の人って、心に余裕がありギスギスしていない」と故郷の魅力を語っていた。
会場には、30歳を迎えた横浜出身者が約200人駆けつけ「成功と失敗、試行錯誤を重ねた20代を経て、30歳でやりたい方向性が見えてきた」(阿部)。そして「30代はそれまでの我慢が花開き、体力もバイタリティもあふれる時期。欲張りにいろんなことにチャレンジしてほしい。30代、40代と時間の経ち方が倍になりますから」とエールをおくった。
映画は直木賞受賞作家・井上荒野氏の著作を原作に、奔放な妻・艶(つや)に振り回され続けながら、愛のために生きる主人公(阿部)をはじめ、総勢22人の男女が愛憎劇を織りなす大人のラブストーリー。小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣が集結し「皆さんとの共演は楽しかったですね。特に大竹さんは大女優で、僕も緊張していましたが、人に対する接し方や優しさを感じることができた」(阿部)。初タッグを組んだ行定勲監督については「一緒に仕事できたことは、大きな宝になりました」と振り返った。
「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」は、2013年1月26日から全国で公開。