ジョン・ウォーターズ監督が選ぶ2012年の映画ベスト10
2013年1月3日 20:00

[映画.com ニュース] 作家、アーティストとしても活躍する異才ジョン・ウォーターズ監督が、2012年に自身が見た映画のベスト10を米Artforum誌のウェブサイトに発表した。
第1位に選ばれたのは、「遠い声、静かな暮らし」「ネオン・バイブル」のテレンス・デイビス監督の最新作「The Deep Blue Sea(原題)」(2011)。レイチェル・ワイズとトム・ヒドルストンが、不倫の恋に溺れる人妻と元英空軍パイロットを演じる。ワイズは同作でゴールデングローブ賞主演女優賞にもノミネートされている。
ウォーターズ監督は同作を「取りつかれたような狂おしい愛の苦しみと情熱、そして傷ついた心が精緻に描かれており、見る側も、自分を愛してくれない相手との関係の中で自滅してしまいたいと願うようになる」と称賛。また、2位と3位については「ライナー・ベルナー・ファスビンダーは死んだが、神は代わりにウルリッヒ・ザイドルを与えた」とコメントしている。
ジョン・ウォーターズ監督の2012年映画ベスト10は以下の通り。
2.「Paradise: Faith(原題)」(ウルリッヒ・ザイドル監督)
3.「Paradise: Love(原題)」(ウルリッヒ・ザイドル監督)
4.「愛、アムール」(ミヒャエル・ハネケ監督)
5.「Killer Joe(原題)」(ウィリアム・フリードキン監督)
6.「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(ベン・ザイトリン監督)
7.「Compliance(原題)」(クレイグ・ゾベル監督)
8.「Marina Abramovi・: The Artist Is Present(原題)」(マシュー・エイカーズ監督)
9.「Beloved(英題)」(クリストフ・オノレ監督)
10.「The Imposter(原題)」(バート・レイトン監督)
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