「ライフ・オブ・パイ」が日本でも快挙!アン・リー監督の来日も決定
2012年12月25日 16:13

[映画.com ニュース] ゴールデン・グローブ賞でも作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞にノミネートされ、アカデミー賞有力候補の1本としても注目度を高めた「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」だが、日本でも3D映画として初となる文部科学省特別選定を受けるという快挙を果たした。
文部科学省(旧・文部省)特別選定は、映画その他の映像作品について、教育的な価値が高く、広く利用されることが適当と認められるものの中から、特に適したものに対して同省がお墨付きを与えるもの。約60年の歴史を持つ同制度で、「ライフ・オブ・パイ」が3D映画(平成20年度以降の3Dで審査された作品)として初の特別選定(青年、成人、家庭向き)を受けた形だ。
同作は、権威ある文学賞のブッカー賞を受賞した世界的ベストセラーを原作に、アジア人として初めてアカデミー賞監督賞を受賞したアン・リー監督が、3Dによる映像美と壮大かつミステリアスなストーリー展開で、トラと太平洋を227日間にもわたって漂流することになった少年の姿を描くアドベンチャー大作。さまざまな表情を見せる大海原や、大自然を相手に生き残ろうとする少年の意志、さらに“生きることとは何か?”を問いかける作品テーマが、文部科学省も認める教育的価値を生んだといえそうだ。
そして、そのアン・リー監督が2013年1月16日、17日の2日間にわたって来日することが決定。都内で開催される記者会見とジャパンプレミアに出席する予定だ。これに先立つ10日は、アカデミー賞ノミネートの発表日。リー監督が、いくつの栄誉とともに来日を果たすのかも気になる。また、プレミアイベントには日本語吹き替え版の声優を務めた本木雅弘の出席も予定されており、オスカー受賞コンビの初顔合わせにも注目だ。
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」は、2013年1月25日から全国公開。

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