ザ・フーのマネージャー伝記映画製作へ 英俳優C・エルウェスの監督デビュー作
2012年12月24日 14:00

[映画.com ニュース] 英俳優ケイリー・エルウェス(「アナザー・カントリー」)が、英ロックバンド「ザ・フー」を見いだした伝説のマネージャー、キット・ランバートの伝記映画で監督デビューを果たすことがわかった。
米ハリウッド・レポーターによれば、ザ・フーのピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーも脚本を読んでおり、製作に協力。また、ザ・フーの楽曲使用も許可されているという。脚本を音楽雑誌編集者のパット・ギルバートが手がけた。
キットは、父親は作曲家コンスタント・ランバート、祖父は画家ジョージ・ワシントン・ランバートという家系に生まれる。当初、ロンドンの若いバンドを主人公にした映画を製作するつもりだったが、その過程で出会ったザ・フーのマネージャーとなり、革新的なロックオペラ「トミー」(1969)の制作へとバンドを導いた。しかし、その後メンバーとの間に不和が生じ、71年に解雇。その後はドラッグ乱用、逮捕などトラブルが続き、81年、泥酔して母親の家の階段から転落し45歳の若さで死去した。
イアン・カーティスの生涯を描いた「コントロール(2007)」のプロデューサー、オライアン・ウィリアムズがプロデュースを手がける。キャストは未定。来春、イギリスでのクランクインを予定している。
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