クローネンバーグ監督「イースタン・プロミス」「ザ・フライ」続編中止を語る
2012年12月21日 22:00

[映画.com ニュース] デビッド・クローネンバーグ監督が、ビゴ・モーテンセン主演でロシアンマフィアの世界を描いた傑作「イースタン・プロミス」(2007)の続編企画が中止になったいきさつを米The Playlistに語った。
自ら続編を手がけることがないクローネンバーグ監督が、初めて作りたいと思った「イースタン・プロミス」続編では、モーテンセン扮するニコライのその後がロシアを舞台に描かれる予定だった。プロジェクトは2年以上前に始動し、前作の脚本家スティーブン・ナイトがすでに脚本に着手していたが、今年の夏に突然中止が報じられた。
クローネンバーグ監督によれば、中止の理由は基本的に製作費の問題で、製作会社フォーカス・フィーチャーズと折り合いがつかなかったことにあるという。同監督としては、続編ではどうしてもロシアでのロケを含めた「ロシア的要素」が必要だったが、そのあたりがネックになったようだ。
さらにクローネンバーグ監督は、昨年、86年のヒット作「ザ・フライ」のセルフリメイクとも続編ともいえる作品の脚本を完成させたものの、20世紀フォックスからゴーサインが出なかった件についても言及。そちらもやはりバジェットの問題だったことを明かした。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント