R・W・ファスビンダー監督没後30年記念 3人のヒロインの愛を描いた名作3作上映
2012年12月14日 18:00

[映画.com ニュース]フォルカー・シュレンドルフ、ベルナー・ヘルツォーク、ビム・ベンダースらと並び、ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として知られる、ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督の没後30年を記念した特集上映「ファスビンダーと美しきヒロインたち」が、12月15日から渋谷・シアターイメージフォーラムで開催される。
1982年に36歳の若さで死去したファスビンダー監督は、ドイツの戦後史を見つめながら、アメリカ映画のメロドラマを意識した手法を取り入れた個性的な作風でも知られる。今回は戦後ドイツの歩みと悲劇のヒロインの人生を重ね、ハンナ・シグラがベルリン映画祭銀熊賞を受賞した代表作「マリア・ブラウンの結婚」(79)をはじめ、「ローラ」(81)、「マルタ」(75)という女性の愛に焦点を当てた3作品を上映する。
短い生涯で40本以上の作品を残し、ドイツの時代感覚そのものを映像化することにこだわったファスビンダー監督。過去の悲劇を封印し、たくましく生きるマリア、ローラ、マルタという3人のヒロインたちのドラマティックな人生模様を、ぜひスクリーンで堪能してほしい。
「ファスビンダーと美しきヒロインたち」は渋谷・シアターイメージフォーラムで12月15日開催、1月18日まで。
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