石原さとみ、井上ひさしさん遺作再演に気合い「大切に演じる」
2012年12月7日 14:00

[映画.com ニュース]女優の石原さとみが12月6日、舞台「組曲虐殺」(12月7~30日/東京・天王洲 銀河劇場)の公開稽古に臨み、2010年に死去した劇作家・井上ひさしさんの遺作再演に気合いを込めた。共演者らが「井上先生は毎日劇場に見に来てくれるはず」と天国に向かって話すなか、「先生が命を削ってつむがれた言葉を大切に演じる」と誓った。
同作は、2009年10月に初演。その半年後に井上さんはこの世を去った。井上さんの生誕77年の今年、「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」を締めくくるプログラムとして、石原らキャストそのままで再演される。
遅筆で知られた井上さんとあって、初演時は台本が完成したのが初日の4日前だったという。3年前を振り返り、石原は「バタバタで、気持ちも体もついていくだけで精いっぱいだった」。それだけに「どうしても再演したかった。ついにやってくる」と、翌日に迫った本番に期待をにじませた。
拷問の末に死去した、日本プロレタリア文学の旗手・小林多喜二の人生最後の2年9カ月を描く物語。タイトルには「虐殺」とあるが、世界的ジャズピアニスト・小曽根真の演奏に乗せた歌が劇中をにぎわせ、笑顔もあふれる舞台になっている。主人公・多喜二役は井上芳雄が演じ、ほか共演に山本龍二、山崎一、神野三鈴、高畑淳子ら。(映画.com×文化通信.com)
フォトギャラリー
関連ニュース
堤真一×山田裕貴、戦争を語り継ぐきっかけに……「戦後何年だろうが」「人間ってすぐ忘れてしまうから」【「木の上の軍隊」インタビュー】
2025年7月25日 15:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー