川野直輝は“女装娘バー”のママのお気に入り 草野康太がジェラシー
2012年12月1日 15:30

[映画.com ニュース] 女装を趣味とする男子“女装娘(じょそこ)”をテーマにした青春映画「僕の中のオトコの娘」が12月1日、東京の銀座シネパトスで公開初日を迎え、主演の川野直輝、共演の中村ゆり、草野康太、河合龍之介、窪田将治監督が舞台挨拶に立った。
大学卒業後に入社した会社で周囲になじめず引きこもりになってしまった青年が、女装を通して新たな自分と向き合い、社会復帰を果たしていく姿をコミカルに描く。
女装に目覚めていく主人公を演じた川野は、本作で初の単独主演を果たし「貴重な体験をさせてもらった。最後まで楽しんで」と言葉少なげに挨拶。川野の姉役を演じた中村は、「映画の中で川野君があまりにもかわいいので女性としてへこむ(笑)。人目なんて気にせず生きればいいんだって、背中を押してくれる映画」とアピールした。
カリスマ女装娘・カレン役の草野は、「女装娘バーに勉強に行ったら、接客してくれたママさんが(川野を)気に入っちゃって、僕なんか全然相手にされなかった」と嘆き節。河合は、「まもなく閉館となるシネパトスの独特な雰囲気の中でこの映画がかかることがうれしい。アンダーグラウンドな感じが合っている」と感慨深げだった。
「失恋殺人」「CRAZY-IZM クレイジズム」に続き、本作で3年連続モントリオール世界映画祭に招待された窪田監督は、「すごいでしょ! 反応もすごく良く、どっかんどっかん笑ってくれた。カナダは同性愛者の結婚なども認められていて、マイノリティに理解がある」と手応えを感じていた。さらに、「川野君が映画を見た人々から『Oh, little girl!』って握手を求められ、ちょっといい気になっていた」と暴露。そして、「新しいことを始める勇気をテーマにした映画。年をとればとるほどモラルに縛られたり、やりたいことをやるのが非情に難しくなる。女装という新しいカルチャーの世界に飛び込んでいく若者への応援歌でもあり、そこで奮闘する人々に尊敬の念を感じる」と熱く語った。
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