ホン・サンス監督が来日 I・ユペール主演のカンヌ出品作「3人のアンヌ」を解説
2012年11月23日 21:30

[映画.com ニュース] 第13回東京フィルメックスが11月23日、東京・有楽町朝日ホールで開幕、オープニング作品「3人のアンヌ」のホン・サンス監督が来日し、観客とのQ&Aに応じた。
フランスをはじめヨーロッパで高い評価を受けるホン・サンス監督の最新作は、仏女優イザベル・ユペールを主演に迎え、韓国の海辺の町にやってきたヒロインと、一風変わったライフセーバーや町の人々との軽妙なやり取りを描いた3つの物語で、ユペールはそれぞれ違ったキャラクターを演じている。共演は、ユ・ジュンサン、チョン・ユミら。今年のカンヌ映画祭コンペティション部門に出品された。
劇中劇として物語が展開するという設定をはじめとした、本作の独特な構造について「写真や音楽、美術でなく映画だけでできる効果を得ようと考えた」といい、「私はこの作品で何かひとつのメッセージやテーマを訴えたいのではなく、構造のぶつかり合いから、私たちが日常使っている意味というものとは別の新しい意味を見出すことを狙ったのです」と実験的な手法を用いた意図を説明した。
ユペールを主演に据えた理由については、パリやソウルでユペールと監督と女優という立場で話す機会を持ち、出演をオファーしたところユペールが快諾したという経緯を話す。本作は韓国を舞台としているものの、全編ほぼ英語でセリフが進んでいく理由を問われると、「私はイザベルのことが大好きなのですが、彼女が英語しかできなかったからです」と率直に答えて観客を笑わせた。
「3人のアンヌ」は2013年初夏公開。
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