三上博史、高橋光臣とのコンビは「かみ合っていない」
2012年10月29日 15:00

[映画.com ニュース] NHKの新ドラマ「実験刑事トトリ」の初回完成披露試写会が10月29日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の三上博史、共演の高橋光臣、脚本を務める西田征史が取材会に出席した。
大学の研究室で動物生態学を研究していた都鳥博士(三上)が、ある思いから43歳で警視庁の中途採用試験を経て新人刑事となり、正義感の強い28歳の若手刑事・安永哲平(高橋)と協力しながら、毎話100%の完全犯罪に挑む。共演に栗山千明や笹野高史、各話ゲストに中越典子や夏木マリらが出演する。
個性的な刑事“トトリ”に扮する三上は、「完全オリジナルなのでどういうキャラクターにしようかなと、台本をもとに色々と考えた。現場は大変だけど、そういう撮影前の作業が楽しかった」と笑顔で挨拶。論理的思考を駆使して謎解きを進めていくが、「とにかくセリフが多い! 舞台は別としてドラマでこれだけしゃべるのも珍しい。ややこしいセリフばかりで、ぼーっとしていたら鼻からずるずるとセリフが流れていきそう」と膨大なセリフ量と格闘している様子だった。
トトリとコンビを組む熱血刑事役の高橋は、「毎回毎回違うテイストとリズムなので、回を追うごとに楽しさが増していく。三上さんが膨大なセリフと戦っている中で、蚊がすごく多くて振り払うのが大変だった」と天然キャラを発揮。三上はそんな高橋とのコンビを、「台本上と同じくらい世界が違うので現場ではあまりかみ合っていない(笑)。無難なのは下ネタくらい」と明かし、笑いを誘った。一方の高橋は、「自分はずっとラグビーをやってきて前に進むことしか知らないので、安永というキャラクターを愛してもらえるよう、どのコンビよりも興味深いコンビになれると最高だなと思う」と語った。
「映画 妖怪人間ベム」「アフロ田中」などを手がけてきた若手脚本家の西田は、「“刑事のバディものでとにかく面白いもの”というオファーだったので、取材で薬の研究をしていて中途採用で刑事に転職したという男性に会い、前職を生かした“転職デカ”というのが面白いのではないかと。さらに30歳くらいの先輩と43歳の新人という年の逆転はこれまでなかったんじゃないかと考えた」と述懐。さらに、「種だけは撒いて回収していない部分があるので、続編はあるんじゃないかと勝手に思っている」とシリーズ化へも意欲満々。三上も、「まだキャラクターがなじんでいなくてぎこちない部分があるので、水を得た魚のようにするすると泳げるようになるといいと思う。トトリは犯人と向き合うことによって犯人に寄り添って憑依(ひょうい)していくので、レクター博士のような猟奇殺人者と出会ったらどうなるのだろうと妄想は色々ふくらんでいる」と続編に期待を寄せた。
「実験刑事トトリ」は、11月3日から毎週土曜午後9時から全5回で放送。
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