篠原哲雄監督、最新作の日中合作映画は「チョコレートを食べたくなる映画!」
2012年10月26日 10:00

[映画.com ニュース] 日中合作のラブストーリー「スイートハート・チョコレート」が10月25日、東京・六本木で開催中の第25回東京国際映画祭アジアの風部門で上映され、篠原哲雄監督、プロデューサーで脚本も兼ねるミッシェル・ミーがQ&Aセッションに出席した。
冬の北海道・夕張と中国・上海を舞台に、10年間にわたって繰り広げられる3人の男女のラブストーリーを、チョコレートをモチーフに描く。主演に「レッドクリフ」のリン・チーリン、共演に池内博之、新人の福地祐介ら。
東京国際映画祭へは3度目の参加という篠原監督は、「ついに外国映画をやることになったか」と感慨深げに挨拶。そして、「今年の冬に夕張で撮るというのが命題だったけど、諸問題があって3月になってしまった。ロケハンで確認した時には雪がなかったけど、初日が吹雪となり、映画のために雪が降ってくれたという感じ。夕張の人にとっては迷惑だったと思うけど、僕たちの映画にとってはラッキーだった」と撮影秘話を明かした。
ミーは、「2006年に『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』で訪れた夕張が、印象が深くとても良い思い出だった。2007年に映画祭がなくなった(現在は復活)と聞いて残念に思い、映画人として何ができるか考えた。そして夕張をたくさんの人に知ってもらえたらと、4年を経てこの作品を作ることができた」と企画の経緯を語った。篠原監督へのオファーは、「夕張を外国の人に知ってもらう映画なので、日本のことをよく分かっている監督に撮ってもらいたかった。篠原監督の作品は全部見ているし、大変好きだったのでお願いしようと思った」と語った。
篠原監督は、撮影中に主演のチーリンから度々インスパイアを受けたといい、「随所随所ディテールで言ってくれたことが面白かった。チョコレートが好きだと言って熱心にチョコレート作りに励んでくれて、見たらチョコレートを食べたくなる映画!」とアピール。ミーも、「今日は中国と日本が力をあわせて作った映画のワールドプレミア。気持ちが込もっているし、日中以外のアジアでも配給していきたい」と意欲を燃やしていた。
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